「これまで田中投手は、結婚指輪をロッカーにおいて試合に臨んでいました。しかし復帰戦となった6月3日、彼はネックレスにその指輪を通してマウンドに上がったそうです」(現地テレビ局関係者)
右手首炎症などによる戦線離脱から41日、見事“完全復活”を遂げたヤンキースの田中将大投手(26)。9日のナショナルズとの一戦でも快投ぶりを見せつけ、早くも復帰後2勝目を飾った。
実は、昨年7月に右肘靭帯部分断裂の重傷を負っていることもあり、離脱当初は“今季絶望”との見方もあったという。それだけに、今回の奇跡の復活劇には驚きの声が上がっている。そんな彼を支えてきたのが、妻の里田まい(31)だった。
「彼女は『アスリートフードマイスター』の資格を取るほどの勉強家。プロ野球選手の妻として、料理面で夫を支えてきました。今回の離脱後も栄養管理を一から見直すなどして、少しでも早く回復できるレシピづくりに奔走していたといいます」(現地スポーツ紙記者)
そんな彼女が毎日のように指導を仰いでいる“先生”がいるという。親しい知人がこう明かす。
「マーくんが楽天にいるころからお世話になっている女性管理栄養士さんです。彼女は広尾で料理教室を開いていて、多くのアスリートやその夫人たちも信奉しています。みんなから“カリスマ先生”とも呼ばれていて、里田さんも頼りにしているそうです」
里田は、この先生に米国から“SOSメール”などを発信。腱や靭帯によいとされるコラーゲンなどをどうすれば効果的に摂取できるか教えてもらい、そのレシピをマーくんに振舞ってきたのだ。
「彼女は現地スーパーで撮った食材の写真を先生に送り、『これでどんな料理を作るべきか』と細かく相談していたそうです。なかでも力を入れたのが、腱や靭帯に効果的な“牛すじ”料理。さらにコラーゲンを摂るためには鶏肉がよいとされていますが、彼女はカロリーを考慮して皮なしの鶏むね肉も食卓に並べるなど工夫もしていました」(前出・知人)
そんな愛妻料理のおかげで晴れて復帰したマーくん。妻の思いを胸に、彼はメジャーのマウンドに立つ――。