会見で現役続投を発表してから約1カ月。浅田真央(24)の復帰の場が11月6日開幕のグランプリシリーズ中国杯に決まった。そんななか、彼女は早くも復帰に向けての準備を進めているという。だが浅田のいまを知る関係者は、こんな憂慮を漏らしていた。
「トリプルアクセルなどの休養前にこなしていたジャンプは、完全には程遠い状態。加えて過去のプログラムを演じても、後半部分で失速してしまうそうです。彼女も自身の体力不足を実感しているといいます」
そんな出遅れを取り戻すため、浅田は猛練習に励んでいるという。そのメニューは驚愕のものだった。
「拠点を新横浜に据え、練習を開始しています。起床は、早朝4時。佐藤信夫コーチより前に到着し、先にランニングとストレッチをこなしておく。そのあと6時から氷上でのレッスンをスタートし、休憩をはさんで計2時間滑り込む。その後はジムでエクササイズとバレエ・レッスンまで行う徹底ぶりだそうです」
そこでやっと“午前のノルマ”は終了。滞在先のホテルへ戻ってランチを摂るのだが、ここでも厳しいスケジュールが待っている。
「食事も野菜を中心としたヘルシーな昼ご飯を自分で作るなど、栄養管理も怠っていません。食後は疲労回復のため約2時間昼寝をしますが、午後6時になると再びリンクに戻って練習再開です。そのため、すべてのメニューが終わるのは午後8時過ぎだそうです」
なんと朝4時から夜8時まで、練習漬けの日々を送っているのだ。
「現役続投を決めた彼女には、鬼気迫るものがある。止めない限りいつまでも練習を続けようとするほど、悲壮な決意で臨んでいますよ」(フィギュア関係者)
進化した姿を見せるべく、浅田の奮闘はまだ始まったばかりだ――。