梅雨が明けたばかりの7月21日。昼下がりに都内の自宅から揃って出てきたのは、松居一代(58)と夫の船越英一郎(55)だ。この日は、船越の55歳の誕生日。2人は、近くにある船越所有の別宅マンションに入ると、夫婦水入らずの時間を楽しんだ。
夫の誕生日に2人だけでなにを語り合ったのか――。2日後、自宅前で松居を直撃すると、機嫌良く対応してくれた。
――ご主人へのプレゼントは、さぞいいものを……。
「うふふ。実はね、俳優になってからまったく運転しなかった彼が、初めて小っちゃい車を買ったんですよ。だから私からのプレゼントは、その車の鍵に付けるキーホルダーです」
――えっ? 車をプレゼントしたんじゃなくて?
「いえいえ、3千280円と1千900円のキーホルダーをね。うちは華美な贈り物はしないから(笑)。でも今年は、彼と出会ってちょうど20年なんです。だから私からのメッセージカードも添えました。『今年も一緒にあなたと誕生日を迎えられて幸せです。どうかこれからもよろしくお願いします』って。そして、2人で20年前の話をして笑い転げていたんですよ(笑)」
――どんな思い出話を?
「彼と初めて会ったのは、テレビ局。私はその瞬間、『あっ、この人だな!』って将来の伴侶を決めましたから。キスも何もしていない、出会ったその瞬間にね(笑)。その気持ちは、いまもあのときのまま。20年間ずっと一緒なんです」
誕生日当日、夫妻は船越の別宅マンションで、改めて“夫婦の絆”を確かめ合っていたのだった。
「いまですか?ウフフ、もちろん私とっても幸せですよ」
“運命の出会い”から20年。夫・船越とともに、ますますエネルギッシュな活躍を見せてくれそうだ――。