今も続く人気アニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)。’05年に交代するまで26年間、同じ5人がレギュラーメンバーを務めてきた。しかし’15年に入り、ドラえもん役の大山のぶ代が認知症であることを公表。さらにジャイアン役のたてかべ和也さんが亡くなるなど、ショッキングな話題が続いた。

「こんなときだからこそ、明るい話題を」と“元祖”レギュラーの3人、のび太役の小原乃梨子、しずかちゃん役の野村道子、スネ夫役肝付健太が集まり、語り合ってくれた。

小原乃梨子(以下、小)「大山さんには『自分がドラえもんを守る』という、強い責任感があったと思います。だから、作品のためなら発言も歯に衣を着せない。映画のときは有名なタレントさんも出演されますが、『あなた、この本、ちゃんと読んでいるの』と厳しいの。でも実際にそのとおりだし、私たちの気持ちを代弁してくれていたんだと思いますね」

野村道子(以下、野)「『ドラえもん』の世界観を崩さないよう、ペコさん(大山のぶ代)はセリフに対して、誰よりも気を使っていたもの。ひとこと、ひとことに妥協しなかった」

肝付健太(以下、肝)「スラングや、汚い言葉はダメ。大山さんはこだわっていて『ばかやろう』もNG。それでみんなで知恵を出し合って、かべさんのジャイアンも『ばかやろう』を崩して『バーロー』にしてみたり」

 3人の話題は、最近のことへ……。

野「ちょうど、ペコさんの認知症がニュースになっていた同じころ、かべさんの死は、本当にショックでした」

小「昨年、『ドラえもん』の音響監督が亡くなったとき、大山さんに連絡を入れても返事がなくて。マネージャーさんからは『今、行ける状態じゃない』と聞いていました。それを聞いて『どうしたんだろう』って、ずっと心配していたんですよ」

肝「今回、(ご主人の砂川)啓介さんも勇気を持って公表したんじゃないかな。ひとりで抱えて、苦しんでいたのかもしれないね」

小「公表後に、啓介さんと電話で話したら『大変なんだよ』と言ってらしたけれど、少しほっとしたお声のような気がしました。今はただ、よい薬ができることを祈るのみ。だって、元気な大山さんやみんなと、またスタジオで会いたいじゃない」

肝「そうそう。昨年、公開された3Dの劇場版(『STAND BY ME ドラえもん』)は、出来がすばらしくてね。あれを見たら、また出たくなっちゃった」

野「私も出たい、出たい」

小「じゃあ、ちょっと企画しましょうよ!大山さんのためにも(笑)」

 3人の話は尽きるどころか、盛り上がる一方だった。病気を乗り越え、この輪に“ドラえもん”が加わってくれる日が待ち遠しい。