『赤い玉、』。男の最後の射精を意味するタイトルを持つこの作品では「老い」と「性」に翻弄される男性と、男性に関わる女性たちの関係が艶やかに描かれている。“生涯現役”とは男性週刊誌で見かけるテーマだが、現実はそうもいかないのだろうか。 みじめに朽ちていく主人公の時田修次を、奥田瑛二(65)が演じている。聞くと、撮影終了後も役柄を引きずっていると話した。「時田とは、年齢や映画...

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