「今回のヒロインが相撲好きという設定なので、最終オーディションでは実際に女優同士で相撲を取ってもらったんです。そのなかで波瑠さんは安定感のあるみごとな取り組みを見せ、みごとヒロインの座を獲得しました」(NHK関係者)
9月28日から始まったNHKの新朝ドラ『あさが来た』。ヒロインは芸歴12年にして朝ドラの主役に抜擢された波瑠(24)。撮影は梅雨ごろからスタートしたというが、彼女は当初からハードなロケの“洗礼”を受けていたという。
「幕末という時代設定のため、撮影中は着物やかつらを常につけて動きまわることになります。その過酷さと主演の重圧に波瑠さんはどんどんやせ細っていき、スタッフからも心配の声があがっていましたね」(制作スタッフ)
そんな彼女を支えているのが、実姉役の宮崎あおい(29)だ。
「今回のスタッフは、宮崎さんが7年前に主役を務めた大河ドラマ『篤姫』のクルーが中心。彼女は最初からリラックスムードでした。だから宮崎さんは波留さんも打ち解けられるよう、現場でも積極的に話しかけています。宮崎さんはトイプードル、波瑠さんはシーズーを飼っているので、犬についての話題で盛り上がっていますね」(前出・スタッフ)
収録は主にNHKの大阪スタジオで行われているが、実は待ち時間に2人で没頭していることがあるという。
「宮崎さんは刺繍がとにかく上手で、最近は“クロスステッチ”というものにハマっているそうです。×印のステッチを連ねていろんな図柄を作る刺繍で、待ち時間に黙々とやっていました。そんな宮崎さんに『集中できるし心が穏やかになるから、撮影前には最適だよ』と勧められて、波瑠さんも、刺繍を始めたそうです」(前出・スタッフ)
7月22日付けのブログで、波瑠は宮崎からハンカチをプレゼントされたと明かしている。「あさが来た」のタイトルにちなんだ「GOOD MORNING」という刺繍に、彼女は《世界にたったひとつのハンカチ! もったいなくて全然使えない》と喜びを爆発させていた。
「波瑠さんは『私の一生の宝物』と感激していました。最近は、待ち時間に仲良く刺繍を楽しんでいます。彼女は宮崎さんを『お姉ちゃん』と呼ぶこともあり、まるで実の姉妹のよう。今ではすっかり現場にも馴染んでいますね」(前出・スタッフ)