ヘタレ高校生からドS天才スピーチライター、剣の達人……と、俳優として年々演技の幅を広げる一方で、ファンからは“神木きゅん”の愛称で親しまれる神木隆之介(22)。芸能界でも一度仕事をした人をとりこにしてしまうという噂が……。そんな、彼の魅力とは?話題の最新主演映画『バクマン。』(10月3日、全国東宝系にてロードショー)制作陣に聞いた。

【大根仁(46)】映画『バクマン。』脚本・監督
「とにかく人懐っこくてピュア。20歳すぎてあんなに爽やかに『おはようございます』って朝の挨拶ができる人を見たことがありません。それを全ての現場スタッフにやれるのが素晴らしい。ご両親の育て方がよかったんだな、といつも思っています。お芝居の面では、『役のなかで生きる』ということを何よりも大切にしているところがすごい。今作は、脚本で苦労した分、撮影はスタッフ、役者の力もあって、楽しいことばかりでした。特に神木と佐藤健のコンビはずっと見ていたくなるほど、ほほ笑ましかった。自分が想像していることなんて大したことないんだなあ」

【川村元気】映画『バクマン。』プロデューサー
「好きなアニメや漫画の話を、ひたすら一方的に話してきます。最初は、苦笑いなのですが、そのあまりの熱心さに、次第にかわいくなっていくという不思議さがあります。撮影中は、『週刊少年ジャンプ』編集部でひとりで大はしゃぎしている神木くんが印象的でした。今作では、苦しいながらも明るく前向きに漫画をつくる、秋人というキャラクターと俳優としての神木くんが重なったと思います。神木くんが演じる秋人が、ほかのキャラクターの魅力をより引き出してくれた気がします」

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