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毎週金曜の深夜、テレビ東京系列で個性的なドラマの数々が放送されている。それが「ドラマ24」だ。単なるドラマの枠を超えた存在の番組として、人気を集めている。10月で10周年を迎えたこの「ドラマ24」作品に出演した人たちが、その魅力を語ってくれた。

 

「ユニークな作品が多くて、前から大好きでした。乃木坂のメンバーみんなで『いつか出たいね』みたいな話もしていたので、『ベマーズ』で念願がかないました! でも、スポ根ものは意外でした。前にAKB48さんが『マジすか学園』に出られていたので、私たちも学園ドラマかと思っていたんですよ。ファンの方からも『(ボールを)投げられるの?』と心配されて(笑)」

 

そう語るのは、かねてから「ドラマ24」のファンだったという乃木坂46・西野七瀬(21)。この9月まで放送された、乃木坂46主演の『初森ベマーズ』で、彼女はチームの要となるピッチャー・ななまるを演じた。「ドラマ24」初の、直球スポ根ドラマで、思い出の公園を守るため、弱小女子ソフトボールチームが、強敵「ポラリス学園」を倒し、優勝を目指すというもの。

 

「試合のシーンは、グラウンドで朝から日没まで。汗はすごいし、日焼けしちゃいけないしで、もう、大変でした。そんな中で楽しみは、ロケバスでの移動。みんなで『サービスエリアに寄ろうよ!』って、食べ物を買うことでした」

 

年ごろの女のコたちが集まっての撮影は、いかにも楽しそう。でも、個人的には苦労もあったという。

 

「初めのうちは、セリフと動きをただこなすだけで、精いっぱいで……。私、関西出身なので、『イントネーションが違う』と指摘されることも多かったです。ななまるというキャラがどういうものか自分なりに考えて、困ったときは監督に相談しながら、お芝居をするようになりました」

 

乃木坂メンバーのほか、オネエ監督役の手塚とおる、ななまるの母役にいとうまい子、ライバルの父役に津田寛治らが強烈な印象を残す。「ドラマ24」らしい顔ぶれだ。

 

「手塚さんは、女の人のしぐさが完璧。インパクトが絶大でしたね。カツラからネイルまでしっかりするので、私たちよりメークに時間がかかってました(笑)。でも、スタッフさんを含め、みなさんが私たちを支えてくれました。3カ月、みっちり撮影をして、すごく仲よくなっていたので、クランクアップのときには泣いているメンバーもいました」

 

ドラマは現在、BSジャパンにて日曜の深夜1時30分から放送されている。活躍を見直したい人は、ぜひ!

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