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池井戸潤原作の『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』を制作したチームが手がける『下町ロケット』(TBS日曜21時〜)が、この秋、断トツの話題をさらっている。視聴率は20%の大台を突破し、ゴールデンタイムの視聴率ナンバー1をキープしている。そのなかで、佃製作所のイケメン熱血リーダー江原係長を演じるのが和田聰宏(38)だ。

 

「僕は福島県でお米を作る農家の長男。美容師になり、やがて実家に戻って働きながら家を手伝うという約束で、東京に出てきました」(和田・以下同)

 

彼は、美容師の専門学校を卒業後、渋谷の美容室に就職した。

 

「最初にシャンプーのやり方を学びますが、同期でいちばんテスト合格が遅かった。女性の先輩に『何やってんの』と厳しく指導されて、悔しくて泣いたこともあります。なので練習を繰り返し、シャンプーはお客さんに褒められるまでに上達しました」

 

そのころ友人から勧められた塚本晋也監督の映画オーディションを受け、合格する。

 

「塚本組の現場の空気感に魅了されて役者を目指す決意をして店を辞めました。でも事務所も決まらず、劇団に入ったんです。稽古の合間には、バイトもしていました。ホテルのウエーターや、ラーメン店。米屋さんの精米と運搬、害虫駆除の仕事もしました」

 

両親には役者になったことを内緒にしていたが、『アイフル』のCMに出演したことでバレてしまったと苦笑い。最近では俳優の仕事も増え、反対していた両親も応援してくれるようになったという。

 

「2年前の家族会議では、弟が家を継いでくれることになりました。親父も厳しかった美容師の先輩も、今回の出演を喜んでくれています。僕、今でもその先輩に髪を切ってもらってるんですよ」

 

ドラマの現場でも阿部寛はじめ佃の団結力は強いとか。

 

「この間も『男性の洋式トイレ、立つか座るか』の話で盛り上がり、唯一、中本(賢)さんだけが“立つ派”でショックを受けていました(笑)。ドラマの後半も熱さを残しつつ後輩を見守る江原を楽しみにしていてください」