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完全無欠の愛憎劇、あの『牡丹と薔薇』が12年ぶりに昼ドラによみがえった!とはいえ続編ではなく、人物、物語ともに姿形を変えた『新・牡丹と薔薇』(東海テレビ制作・フジテレビ系/13時25分〜)は、自由奔放な妹・美輪子(逢沢りな)と、彼女を溺愛する姉のぼたん(黛英里佳)、さらにもうひとり、富貴子(黛の一人二役)という存在の登場で、さらに鮮烈になって展開していく。

 

「第3週は、ぼたんが妹を守るために究極の行動に出ます。それに対して、自分のせいで姉を失うこととなる美輪子の異常性が面白く、その傍若無人ぶりがひどい。前作で描いた姉妹愛を新しい形で、さらに濃厚にしてお届けします」(西本淳一プロデューサー)

 

そんな『新・牡丹と薔薇』の見どころを、コラムニストのペリー荻野さんが語ってくれた。

 

【小沢真珠に大河内奈々子!】

「あの『牡丹と薔薇』に出演していた大河内さんと小沢さん、そして西村和彦さんまでが看護師・医師として出演。3人そろって登場したときは、腹を抱えて笑いました。出るなら物語の後半かと思いきや、1話からドカンと、さらっと出ちゃって。何かやらかすのかなって期待していたら、普通のちゃんとした役で。彼らも大人になったんだなあって思いました(笑)」

 

【デフォルメされた人物設定】

「お金持ちはすごくお金持ちで、貧乏は見るからに貧乏で、キャラクターがわかりやすくデフォルメされていますよね。『油にまみれて働かなきゃ』みたいなことを、セリフで全部説明するっていう(笑)。あとは、雷がドカン!と鳴ったとたんに陣痛が始まるとか、何か起こるときは必ず嵐や土砂降りで、なんてわかりやすいの(笑)」

 

【人間関係の輪が小さすぎる】

「中島丈博さん脚本の昼ドラって、『なにもこんなちっちゃな人間関係のなかで憎しみ合わなくても、ちょっと引っ越しでもして環境を変えたら幸せになるだろうに』とか『こんなちっちゃな世界で奪い合わなくても』『しかも奪い合うほどの男か』ってことが多くて(笑)。親子三代・四代にわたっての輪廻みたいな話もあるし、そっくりな人が生まれ変わって現れることも(笑)」

 

【思ったことをすべて言い放つ】

「萌子(山口いづみ)が登場して『このクソ親父!』ってののしったと思ったら、そういう言葉を放ち続ける、っていう(笑)。ふつう8割程度でやめるところを120%出してくるから、面白すぎて。毎日誰かが絶叫して、泣いてわめいて、器物損壊しているドラマなんですよね。自分の人生で何かを破壊するって行為はそうそうないから、スカッとしますね」

 

【ギョッとする名場面】

「前作でいう“財布ステーキ”のような何かを期待していたら、今作は、美輪子が多摩留(戸塚純貴)に『金魚をのめ!』と(笑)。そういう意地悪というか、期待を裏切らない愛憎劇を、おののきながら、笑いながら、ひざを打ちながら見ているわけなので、自分の中にある腹黒さとか野次馬根性を感じてしまう瞬間ですよね」

 

最後に、ペリーさんは次のように語る。

 

「とにかく展開が速くて、密度が濃い。1話で妊娠して出産して……TBSだったらこの1話で1クールのドラマを作るんじゃ?と思うほどで、見逃せないんです」