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「メールの返信は『はい』って返すだけでも苦手。だって『はい』って返すの変じゃないですか?でも、最近は頑張って何回かに1回返すようになりました。そうじゃないと読んでいるかどうかもわからない、伝わってないんじゃないかって思うってことを、知っちゃったので。LINEは既読になるから『やったー』って。面倒くさい連絡は既読にもしない(笑)」

 

そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第54回のゲストで、歌手・女優など、多彩に自分を表現し続けるアーティストの中島美嘉さん(32)。子供のころ、中山の主演ドラマ『静かなるドン』(日本テレビ系)が大好きだったという中島さん。“ドン”との対談ということで、気合の着物姿で登場。そんな2人の初語り合いです。

 

中山「中島美嘉の立ち位置というと、歌手、女優、どういう存在なのでしょう」

 

中島「女優と言われたら、『違います』って即座に言えるんですけど、歌手と言われても、『……いやぁ』って。『はい』とはまだ言えない自分がいます」

 

中山「それは自分に納得がいかないとか?」

 

中島「そんなかっこいいものではなくて。本当に歌手なのかな?言ってもいいほどみんな知ってるのかな?という感じです」

 

中山「歌がヒットして自覚が出たりは?」

 

中島「自覚ってどうしたら出るんですか?皆さんどういうことを自覚というんだろう。それが私にはちょっとわからないんです。だから、歌番組では共演者の方とお話するのがちょっと苦手ですし」

 

中山「でも、ワイワイしてるんじゃない?」

 

中島「私はすごくあがり性で、歌詞がずっと頭にあるので、話しかけにくいオーラが出てしまっているかもしれません。だからそういうイメージがついちゃいました」

 

中山「話しかけられなくなったわけだ」

 

中島「笑ってるつもりが笑ってなかったんでしょうね。頭の中では歌ってるんで。本番が怖くてたまらないわけですよね」

 

中山「付き合いづらいイメージがついたことは、気にならないですか?」

 

中島「ラッキーでしたね」

 

中山「『今度飲みに行こうよ』とかもなく?」

 

中島「数年前まで一滴も飲めなかったので、お付き合いっていうのもできない。食にも酒にも興味がないと正直に言っていました。あとは、連絡をいただいても返せるかわかりません、とも」

 

中山「それは連絡しづらいですよね」

 

中島「だから『返信がない』と有名になっちゃったんですよ」

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