image

「俳優というのは、明日をも知れない仕事。僕自身、ポジティブな感情を保つうえで、また、仕事に向き合う姿勢を整える意味で、掲示板の存在が必要だったんです。このドラマを見て小児科医の道を志したという方もいらっしゃって。僕らの仕事は、誰かが何かを始めるきっかけにもなるんだなって。人の心の深層に届く作品に関われたということが誇らしかったです」

 

’11年に連続ドラマで放送された『最上の命医』が、スペシャルドラマ『最上の命医2016』(テレビ東京系・2月10日21時〜)として帰ってくる。主人公の小児外科医・西條命を演じるのは、前作に続き斎藤工(34)。

 

本作は、斎藤のゴールデン連ドラ単独初主演作で、彼自身にとって「特別な作品」だった。というのも、放送終了後も番組ホームページが継続し、掲示板には、ドラマの続編を希望する書き込みが途絶えることがなかったからだ。

 

「この5年間、自分が苦しいときに掲示板を見るようにしていました。そこにつづられる言葉は、俳優の僕に対するメッセージというよりは、作品の真意を受け取ってくださった方の、本質的な意見が多く見られた」

 

特別編には、西條命が尊敬する医師、神道護を演じた泉谷しげるらも出演。

 

「泉谷さんとは今回、5年ぶりにお会いしましたが、撮影後もずっと2人で小児医療について語り合って、『ああ戻ってきたな』と。泉谷さんを本当の父親のように感じる瞬間がありました」

 

また、その「命が帰ってきた!」という思いは、今回、新たに参加した、小児科医を演じる斉藤由貴との共演シーンでも感じたそうだ。

 

「2人がぶつかるシーンで、由貴さんがものすごいエネルギーで投げかけてくださったんです。それに対して、僕も西條命というキャラクターを超えて、感情をむき出しにしました。芝居って、1人でやってるものじゃないんだ、とあらためて感じた瞬間でした。連ドラの最終回でも、神道先生の言葉に感極まってしまったことがあって、今回、由貴さんとのシーンでもそういう瞬間が生まれたのはうれしかったです」

関連タグ: