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「以前は、芸能人がプライベートで帽子を深くかぶってマスクをして……というのを、『誰も見てねぇよ』って思ってたけど、最近は自分がそうしてます(笑)。多くの人に認識されるのはありがたいことですが、SNSとかもあるし、見張られているような感覚が苦手みたいで……」

 

そう語るのは、ドラマ『流星ワゴン』や『下町ロケット』(ともにTBS系)でイヤミな上司を演じるなど、バイプレーヤーとして注目される木下ほうか(52)。独特の雰囲気を放つ怪演ぶりで人気が高まっている。バラエティ番組『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)でみせる「ハイ、論破」でおなじみのキャラ“イヤミ課長”も好評。

 

今季は『ラヴソング』(フジテレビ系・月曜21時〜)、『ドクターカー』(日本テレビ系・木曜23時59分〜)、『ナイトヒーロー NAOTO(テレビ東京系・金曜24時12分〜)の連続ドラマ3本に出演するという売れっ子ぶりだ。

 

「作品ごとに演じ分ける極意?う〜ん、僕は、ふだんから“作る”ということをあまりしないんですよ。いわゆる、その人物の裏設定のようなことはまず考えない。というのは、表現できないものは意味がないと思っているんです。たとえば、殺人を犯す人間が、必ずしも悲惨な環境で育ったとは限らないように。“こう生きてきたから、こういう行動をとる”、という根拠にはならない。それよりも、台本を読んで、10人役者がいたら9人がやりそうにないやり方を探る。台本を読めば、誰もが似たように演じるわけですから、制作陣の許容範囲内で、いかに人と違う工夫ができるかに集中します」

 

本誌が密着取材した日は、福山雅治主演の『ラヴソング』の撮影。監督と話し合い、芝居後もモニターで入念にチェックをする木下の姿があった。

 

「今作の西谷監督とは3本目ですが、結構、修正されるんですよ(笑)。どう演じても、反省する点は出てきます。役者の仕事って『これで完璧』という確信がないから、現場では毎日苦しんでいます」

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