覚せい剤所持などの疑いで逮捕された高知東生容疑者(51)。6月30日に会見を開いた妻の高島礼子(51)は会見で涙を浮かべながら「妻としての責任があると思う」と語った。
99年に結婚した高知と高島。当時は格差婚と話題になり、その後も高知の“ヒモ夫ぶり”が取り沙汰されてきた。だが高島はいつも夫婦仲の良さをアピール。やがて「芸能界きってのおしどり夫婦」とまでいわれるようになった。
昨年には“妻に代わって高島の父親を介護する”という理由で芸能界引退を発表した高知。そんな彼の姿に「男の鏡だ」と称賛の声が挙がっていたが、その裏側では高島が彼に尽くす日々が続いていたという。
「高知さんは介護もせず好き放題の生活で、朝まで帰らないこともしばしば。知らない人も引き連れて飲みまわるから、40人の大名行列になったことも。そのときはお金が足りなくなった夫のため、午前4時に財布を抱えて高島さんが駆けつけたそうです」(高島の知人)
女優として多忙ななか、ヤンチャな夫の尻拭いにも奔走していたという高島。さらに更年期にさしかかったころから、ひそかに病気とも闘っていたのだ。
「高知さんが『かみさんに3日間泣かれた』と言うんです。高島さんの持病が悪化したらしく、帰るとリビングの真っ暗な中でずっと泣いていたそうです。治療薬を飲んだら今度は副作用で言語障害のような状態に。壮絶な状態だったと聞きました」(前出・高島の知人)
高島は『家庭画報』15年2月号のインタビューで、3年前からリウマチの治療を行ってきたことを明かしている。それでも仕事を続け、さらには父の介護まで……。そんな彼女に優しい言葉をかけたのが高知だった。
「リウマチのリスクを高める要因に低体温があるのですが、高知は15年に体温管理士という資格を取っています。そして義父の介護も申し出るなど、献身的な姿をみせました。そんな姿を見せられたら誰だって心から感謝するでしょうし、何も言えなくなってしまう。そうして彼は“いっさい文句を言われない状況”を作りだしていったのです」(芸能関係者)