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「この衣装も最初は派手だなあって思いましたけど、いまは全く違和感もなく、慣れました」

 

そうほほ笑み語るのは、ドラマ『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』(テレビ東京系・土曜深夜0時20分〜)で主演を務める中村蒼(25)。このドラマが、SNSやネットで“ぶっ飛んでる!”“くだらなくて笑える”と話題を呼んでいる。

 

舞台は2016年の芸能界。潜入捜査のために結成した偽のアイドルグループ「デカダンス」が次々と芸能界で起こる事件を解決していく。

 

注目のキャストも、新人刑事・辰屋すみれ(タツヤ)を演じる中村を筆頭に、元詐欺師・ユーヤ役の大東駿介(30)、元子役・テル役の森永悠希(20)、元ひきこもり・ショウ役の横浜流星(20)、能天気なバカ・D役の立花裕大(24)、とイケメンかつ実力派ぞろい。まるで実在するアイドルグループのように華やか!

 

そんな話題のアイドルグループ「デカダンス」の面々に、撮影現場へ潜入し、話を聞いた。

 

「清純派タレントが不倫騒動でネットが炎上とか、芸能界&テレビあるあるネタがたくさん出てくるし、毒づくセリフも多いんですよ。デカダンスの衣装について、“どこどこのグループの衣装と似てる、パクリや”とディス(けなす)られたときは、俺らもいよいよ台本の世界に入ったなあ、と。物語と現実がつながったようでうれしかった(笑)」(大東)

 

『勇者ヨシヒコ』など人気シリーズを誕生させた同局の深夜ドラマが仕掛ける新感覚コメディドラマ。今回は、バラエティ班とドラマ班の混成チームによって制作されている点が大きな特徴だ。現場が求めるのは、“クレージー”なおもしろさ。

 

「監督からも生の芝居を求められるので、自然にアドリブが多くなりますね。アドリブキングは、大東君と蒼君。蒼君は、アドリブじゃないんだよ!と言わんばかりに張り気味で、むしろ、セリフよりも大きな声で言うから、笑いをこらえるのが大変で(笑)」(森永)

 

それぞれの役柄が役者自身の個性と相まって魅力倍増!いっときも笑い声が絶えない撮影現場では、自分のアドリブに自らハマって爆死の中村に失笑の5人。

 

「現場がめっちゃ楽しい。個性がみんなバラバラで、そこがデカダンスの魅力だと思います。たくさんの方に見ていただいて、『お前ら、何てことをしてるんだ!』という批判でもいいのでリアクションが欲しい」(中村)

 

最年長の大東も大いに賛同。

 

「劇中、炎上ってよく出てくるけど、俺らも、よくも悪くも炎上せえへんかったらつらいなあ(笑)」(大東)

 

芸能界の裏側を暴く異色作。テレビドラマ史上に確かな爪痕を残せるか、こうご期待!

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