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「都内のレストランで田村さんご夫婦とお会いしましたが、すぐには気付きませんでした。というのも顔はひと周り小さくなり、ポケットから出した手も驚くほど細くなっていたんです……」と話すのは、田村正和(73)と仕事をしたことのあるテレビ局関係者だ。

 

昨年3月12日放送の『松本清張ドラマスペシャル・地方紙を買う女~作家・杉本隆治の推理』(テレビ朝日系)に出演してから1年、表舞台からすっかり姿を消している田村。そんななか、彼の驚くような“激やせ”姿が目撃されていたという。

 

「お肉料理が運ばれてきたとき、田村さんの手は震えていました。ナイフでお肉を切ることができなかったみたいで、奥さんがそっと代わりに切り分けてあげていました。それもすべては召し上がらず、食も細くなっているようでした」(前出・テレビ局関係者)

 

支えていたのは、3歳年上の和枝夫人(76)だ。これまでプライベートをほとんど明かしてこなかった田村。その素顔はベールに包まれていたため、健康状態を不安視する声や“死亡説”が出したこともあった。だが今回の“激やせ”ぶりについて、医療関係者が言う。

 

「田村さんは冠動脈性心疾患の手術をしたそうなんです。心臓には血液を供給する左右の冠動脈がありますが、そこが詰まってしまったため6個のステントを入れたと聞きました。ステント施術は、網目状の金属筒を冠動脈内で拡げる手術。それにより血流を回復させるものです。普通の仕事やドラマ撮影をする分には支障もないですが、田村さんは完璧を求める人。それが長期の仕事セーブという決断につながったのかもしれません」

 

次々と聞こえてくる不安材料。そこで本誌は“激やせ”と手術の真相を聞くべく、田村のもとへと向かった。4月上旬の早朝、田村は自宅近くでウォーキングに励んでいた。颯爽と歩く姿はスターそのもの。だが、スポーツウェア越しでも分かるほどやせているようだ。

 

――心臓のステント手術をされたとお聞きしまたが?

 

本誌の問いかけに「えっ」と驚きを隠さない。少し間を置くと「いいえ」とだけ答えた。 だが“激やせ”ぶりについて聞いてみると、彼は苦笑しながらこう続ける。

 

「よく言われる。体重も下がったしね。今は52kgぐらいかな。歳を取ると、やせる人と太る人がいるでしょう。俺はやせたんだよね」

 

身長174cmで体重52kg。標準体重より10kg以上もやせていることになる。「体調面での問題は特にないのでしょうか?」と続けると、こう答えた。

 

「うん、身体は大丈夫。これから、京都の撮影所で仕事も待っているから。詳細はまだ言えないけど、時代劇のドラマ。4月から撮影も入っているので」

 

歩きながら答える口調はいつもの“田村節”だ。記者が「楽しみです!」と言うと、マスク越しに笑顔を見せてくれた。

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