「昨年4月に大阪放送局から東京に戻れず、鹿児島に異動になったことで、本気で退局を考えはじめたそうです。本人にとっては“左遷”以外の何ものでもなかったんです。そのころから、噂を聞きつけた大手芸能プロが登坂アナと接触を始め、NHK退社を前提に、水面下で民放キー局に売り込んでいたそうです」(テレビ局関係者)
上品な外見と語り口から“NHKの麿”の愛称で人気の登坂淳一アナウンサー(46)が、1月11日付けでNHKを退局。4月からフリーアナウンサーとして、フジテレビの夕方のニュースを担当することが決まった。
不満をつのらせていた登坂アナには、民放の帯ニュース番組のキャスターは“渡りに船”だったはず――。
洗練された物腰の登坂アナは、前任者となる“熱さ”が売りの伊藤利尋アナウンサー(45)とは、まさに対極的。主婦受けも良いことから白羽の矢が立った。しかし、登坂アナに対するフジテレビの“身体検査”は厳重を極めたという。
「フジは2年前、報道番組『ユアタイム~あなたの時間~』のMCに決まっていたショーンK(49)が、学歴詐称で番組スタート前に降板するアクシデントに見舞われました。その同じ轍を踏むまいという慎重さが出たんですね。大手芸能プロに所属するということで、その点もクリアできたようです。ショーンKの出演料は、1日50万円と決まっていましたが、登坂アナにはまだフリーとしての実績がないということで1日30万円ほどになるそうです。これだけで年収7,500万円。NHK時代の年収1,500万円の5倍ですから、本人はもう“古巣”を見返したつもりになっているかもしれませんね」(前出・フジテレビ関係者)
慣れない視聴率競争でこれ以上、麿の“白髪”が増えないといいけれど――。