寒気到来で気温0度になった1月下旬の夜8時。東京・祐天寺駅から徒歩18分の目黒通り沿いに、約40人がいまか、いまかと大行列を作っていた。
この店こそ、『ステーキハウス リベラ』。最後尾に並んで待つこと約40分。席に通されて注文したのは、名物『バダ・ハリ450グラム』(3千500円)。座って5分でステーキがテーブルに並ぶ回転の速さだ。
ジュージューと音を立てる鉄板にソースをかけると、白煙があがった。本誌記者はあっという間に完食。脂身が少ないせいか、胃もたれしない。いつもこんなに行列するのか、店員に聞いてみた。
「吉岡里帆さん(25)がテレビで紹介してくれたあと、3倍ぐらいに増えました。あと1カ月は(行列が)続くと思います」
1月4日に放送されたバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)。この日ゲストで登場したのが、同局でスタートするドラマ『きみが心に棲みついた』に主演する吉岡だった。
ドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)で共演した長瀬智也(39)との間で話題になったというのが、この『リベラ』。ドラマ撮影のため押さえつけてきた“肉欲”を解放すべく、番組のロケでこの店を訪れたというわけだ。
彼女が注文したのが、本誌記者も舌鼓を打ったステーキ。番組内で美味しそうにぺろりと完食した姿を見た視聴者が、店の前に連日の大行列を作っているというわけだ。
吉岡が“肉食系”女子になったのは父親の影響だという。
「彼女のお父さんが格闘技をやっていたんです。それで子どものころから彼女も『強くなれ』と言われて育てられたそう。『めっちゃプロテインを飲まされてた』と本人から聞いたことがあります(笑)」(かつての劇団仲間)
現在、主演中のドラマ『きみが心に棲みついた』では、子ども時代から挙動不審の“キョドコ”としていじめに遭いながらも好きな道に進み、意中の人を振り向かせる役に挑んでいる。
昨年もっともブレークした女優といわれる吉岡。ファンを大行列させるパワーで、今年はさらに飛躍しそう!