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佐野史郎(63)がドラマ「オトナの土ドラ 限界団地」(フジテレビ系)で“連ドラ初主演”を務めることが4月11日、わかった。同ドラマは、6月2日からスタートするという。

 

佐野は、台本を読む段階では「限界団地」で自身が主演を務めるということを知らなかった。同ドラマのホームページ上で、その驚きの気持ちを明かした。

 

「気がついたら最初に名前が書いてあったのでビックリ!!還暦を過ぎて連続ドラマの初主演をいただくなど考えたこともなかったので、とてもありがたく思っています」

 

「限界団地」は団地を舞台にした心理サスペンス。主人公である狂気に満ちた謎の老人・寺内誠司を演じる佐野は「視聴者の皆様には『また、佐野が変なことをやっているな』と喜んでいただければとてもうれしいです」と怪演を約束している。 

 

26年前「ずっとあなたが好きだった」(TBS系)で演じた“冬彦さん”がお馴染みの佐野。当時を回想し、「現場ではみんな大真面目で取り組んでいて、けれど一生懸命やればやるほど強烈なキャラクターが話題になり奇妙な感覚でした」と“冬彦さん”について明かした。

 

いっぽうで、今回の“寺内誠司”については「寺内という人間の行動の奥底にある無意識は何か?ということを強く考えさせられています」と苦悩を明かした。

 

佐野は「本人の自覚がないところで、何の衝動でそこまでの行動を起こすのか?単なる私怨ではおさまらない何かを探っていきたいと思っています」と意気込んでいる。

 

還暦過ぎての“初主演”というだけでなく「オトナの土ドラ」枠での“最年長主演”でもある。Twitterでは、そんな佐野に期待を寄せる声が上がっている。

 

《佐野史郎さん主演で団地の再生ほのぼのストーリーかと思ったら安定のホラーだったよ、さすが怪優》

《このドラマの設定を読んだだけでも陰鬱なのに、この人が演じるとなったら相当だろう》

《佐野さんの狂気な役柄は本当にすごい》

 

佐野は「プレッシャーですよ!!」と“初主演”に緊張しているようだが――。その怪優ぶりに期待したい!

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