テレビ朝日の朝の看板番組「グッド!モーニング」に出演中の人気若手女子アナ田中萌さん(25)と加藤泰平アナウンサー(33)が不倫関係にあるとして、8日発売の週刊文春が報じました。
これを受けて8日朝放送の番組を二人は欠席。事実関係についてテレビ朝日側は「プライベートなことですので、お答えは控えさせていただきます」と回答したようですが、二人が番組を欠席したことで視聴者からは「否定せずとも認めたってことか」と今年最大クラスのスクープに盛り上がりを見せています。
振り返れば2016年は流行語候補にもなった「ゲス不倫」の1年だったわけですが、同時にアナウンサーの品格が落ちるようなニュースが多かったのが印象的です。
出演者アナ同士の不倫はNHK甲府放送局の「Newsまるごと山梨」内でも発生。両者アナウンサーはすでにHPからプロフィールが削除されています。またほかにも男性アイドルと女子アナ2人の三角関係や、女子アナとプロデューサーとの不倫など、数えると本当に今年は女子アナの“ふしだら報道”連発でした。
しかし改めて考えると、清楚で品行方正の代名詞といわれていた女子アナなのに、なぜこんなにも関係者同士の不倫や浮気が多くなってしまうのか。今日は女子アナという美しいイメージを冷静に分析し、不倫が増える要因について考えます。
■女子アナ=清楚ではない
そもそも女子アナウンサーというと、「清楚」「品行方正」「知的」「上品」「お嫁さんにしたい」などなど、いいイメージばかりが上がってきます。しかしそもそも女子アナウンサーになる女性の経歴をみていくと、本当に品行方正でお上品で知的で清楚な存在なのでしょうか。
近年アナウンサーになる女性として、ミスコン入賞者やモデル経験者など“元なんちゃって業界人”が増えつつあります。
たとえばアイドルと噂になったTBSの宇垣美里アナウンサー(25)は、学生時代にモデル活動とミスコンでのグランプリ獲得の経歴の持ち主です。アナウンサーのタレント化はたびたび問題にあがりますが、それを局側が望むということは同時に俗世的な女性がアナウンサーになる確率も上がっているといえるのです。
■男女の不倫が生まれやすい3条件とは
「実は不倫の温床なのではないか……」
今回をきっかけに疑いの目が強まるアナウンサー界隈。よく考えてみると不倫やドロドロした恋愛が増えるのも当然と思える要因が、テレビという場所にはあります。
1つは男女比の偏り。
2つめは不規則な勤務形態。
3つめはチームプレイです。
テレビに限らず一般企業でも社内恋愛&不倫が起きやすい条件には、共通点があります。それが先ほどご紹介した3つの条件をなるべく満たしていること。
これをテレビ業界に当てはめて説明していきましょう。テレビ業界というのは、アナウンサー職種こそ男女比は半々ですが、会社全体でみると女性従業員の割合は民放で約21%、NHKで約15%といわれています(※)。つまり女性としては誘惑の多い職場環境とも捉えられるのです。
また2つめの不規則や長時間にわたる勤務形態は、社外の交友関係を希薄にさせ、業界内の親交を深める要素につながります。3つめのチームプレイについても、一般社会でたとえれば簡単な話。どんなに社内の人と時間を共にしても、共同ワークがないと親交は深まりません。その点もテレビ局という職場は番組制作を通して意思疎通を深められるので“ベストな状況”といえます。
このように考えると、業界の体質的に不倫だけでなく社内恋愛が生まれやすいのがテレビという世界なのです。
アナウンサーというのは、人前でいい顔・いい自分を演じ続けなくてはいけない仕事。常に自分を押さえ込み、プレッシャーに耐えなくてはいけない職種というのは、反動もすごいといわれています。
それが不倫につながるのか……真相は定かではありませんが、せっかく掴んだキー局アナのスター街道。不倫一撃で手放すなんて割が悪すぎます。でも可愛さと努力と完璧な経歴を持っていた田中さんに、筆者はつい嫉妬心から「ざまあみろ」とつぶやいてしまうのでした。
※参考「男女共同参画白書 平成26年版 (各種メディアにおける女性の割合)」
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h26/zentai/pdf/h26_genjo1.pdf