広瀬すず(19)が6月12日、ロッテのイベント「爽ハッピースプーン」完成披露発表会に登場。映画「万引き家族」が、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督(56)について言及した。2人は15年に公開された映画「海街diary」を筆頭に、昨年放映された「ファイブミニ」のCMや映画「三度目の殺人」でもタッグを組んでいる。

 

広瀬は「万引き家族」について「素敵な映画」とし、「賞を獲ったって聞いてすぐ是枝さんにメールをしたら、すぐ写真を送ってくださって、監督の見たことがない表情が見られた」と是枝監督とのやり取りを報告。さらに「(是枝監督と)いつかまたお仕事ができるように頑張ろうっていうのが、20代の目標の1つでもあります」と明かした。

 

是枝監督は子役に台本を与えず、撮影当日に口頭で演技を指導するという手法を用いる。「海街diary」の撮影時15歳だった広瀬はその手法が「一番やりやすかった」と昨年12月放送の「プライムトーク」(BSフジ)でコメント。理由について「(演じる役柄の)先の感情を知りたくなかった」と語っている。

 

是枝組の現場は「家にいるような気持ちもあるし、心の中を全部見透かされているような気持ちになる瞬間もある」とし、「監督に見られているのがたまに怖くなる」とも。是枝監督に対し、畏怖に近い感情も抱いているようだ。

 

いっぽう今月10日に行われた「万引き家族」の公開記念舞台挨拶の壇上で、是枝監督も「海街diary」時の広瀬について言及。「『夏帆ちゃんがこういうから、すずはこう言ってごらん』って1回やるじゃないですか。すると、1回でほぼ全部セリフ入っちゃうんですよ」とし、「完璧に入っちゃうんで、陰でもしかしたら台本を読んでたんじゃないかって思うくらい、セリフの入りが良くて」と回想。さらに「この子やっぱちょっとおかしいな、と」とその異端ぶりを讃えた。

 

また16年7月に早稲田大学で行われた特別講義「映画のすべて マスターズ・オブ・シネマ」でも、広瀬すずの素晴らしさ”について細田守監督(50)と共に語っている。キャスティングについて「僕は声で選んでいる。その人の声でセリフが書けるかどうかが決め手になる」と発言し、細田監督による15年の作品「バケモノの子」での広瀬について「すずが一言セリフを発しただけで、(広瀬の演じる)楓がちゃんと1人で立っているということがすぐにわかった」「その強さがひと言目で見事に出ていた」とその声の魅力を絶賛した。

 

昨年9月に行われた「三度目の殺人」に因んだインタビューで「演出家の欲を掻き立てる対象」と広瀬を評した是枝監督。「『20代のどんなすずを撮ろうかな?』って考えてます」と明かしており、これからもそのタッグに期待できそうだ。