(イラスト:おおしまりえ) 画像を見る

「平成の火野正平」など派手な女性関係が噂されることもあったDA PUMPのISSAさん(39)が、メイクアップアーティストの女性と極秘結婚していたことが明らかになりました。

 

ISSAさんといえば、3年8カ月ぶりの新曲『U.S.A』が“ダサかっこいい”と話題になり再ブレーク。まさに公私ともに順風満帆といえます。しかし再びテレビでもみかけるようになった今、あることが気がかりでなりません。それはISSAという“元イケメン”のトーク力です。

 

先日出演したあるお昼の番組では、ミニクイズが出題され司会者から回答を振られると「う~ん、分かんないっす」と振られるたびに連答。ISSA的ボケ返しだったのかもしれませんが、会場がシーンとなっていたのが印象的でした。

 

またある番組では、司会者に「今、彼女は?」と振られると「いないです!本当にいないです!」とマジ焦り。その後でこの極秘結婚が報じられるあたり、「ISSAらしい!」と勝手に思ってしまいます。ただせっかく再ブレークしてイジリがいのある曲も手に入れたのに、テレビでそのポテンシャルを活かしきれていないのが残念でなりません。

 

再ブレークは喜ばしいし凄いことですが、アイドルとアーティストのいいとこ取りがDA PUMPの価値。であれば、トーク力は不可欠のはず。しかし久々にテレビで見かけるISSAさんは、いまだだに“イケメン歌手の俺”から変化が感じられないような……。

 

実は顔がかっこいい男性の中には“顔だけ勝負で年を取ってしまったおじさん”が存在します。おじさんの定義は曖昧かもしれませんが、ここでは顔以外に取り柄のないままアラフォーになった人と思ってください。顔は良いにこしたことはありませんが、そのポテンシャルだけで突っ走ってきた男性はなぜ危険なのでしょう。

 

■40代元イケメンに起きる悲劇とは

 

端的に言うと、“顔がかっこよくて10代20代にモテた人”は自分の“技術”を磨く機会を逃しがち。技術とは場を盛り上げる力や笑いを取る力など、コミュニケーション力。顔が良いと極端な話、そこに居てニコニコしているだけで許されることもある。そういう状況が続くと、巡り巡って自分を高める機会を逃すことになるのです。

 

ある意味危機的な状況ですが、「自分はモテる!自分はまわりよりもかっこいい」と自覚を持ち続けて年齢を重ねていくと、実際の恋愛にもおかしな行動が目立つようになります。たとえば年齢不相応な遊び方をしていたり、年齢不相応な服装をしていることがあげられます。

 

過去に聞いた元イケメンの行いとしては、女性の好みを無視して初デートに赤ちょうちん系のお店をチョイス。明日が早いと話す女性に「ちょいちょい!そういうの盛り下がるから」と面倒な引き止めをしていたりしました。20代なら許されていた行動や言動も、30代40代とオトナの階段を登ればおのずと求められることが変わってくるのです。

 

このコラムを読むあなたのまわりにも、そんな“残念おじさん”はいないでしょうか?

 

■40代以降モテる男性は5パターン!

 

おじさんブームが世の中に起きているように、その多様な魅力には年々注目が集まっています。筆者のまわりにも「素敵な人ならおじさんでもOK」と話す女性は多く、世の男性にもチャンスが広がっているといえるでしょう。とはいえ40代以降のモテは、顔だけではすみません。行動や気遣いなどふくめ、5つのパターンに分類できると思いますので是非参考にしてください。

 

・お金持ちおじさん
本当にお金持ちで、遊びも知っていて羽振りもいい人。

 

・本当のイケメンおじさん
玉木宏さんなど本当の本当にイケメンに限る。ただし振る舞いもイケメンである必要がある。

 

・面白い系おじさん
笑いのセンスや場を盛り上げるセンスがある人。マメさと気遣い、頭の回転が速いことが必要。

 

・枯れ系おじさん
ある意味執事のような枯れ系男性は、疲れた女性に需要あり。

 

・キャラ系おじさん
なんか不器用で天然ななんだけどにくめないおじさんが、40代以降ある種のキャラクターに昇格する。

 

こうしてみると、恋愛を意識してモテるためには「面白いおじさん」になるか「お金持ち」になるかしか道はないかもしれません。

 

ちなみにISSAさんは、ここでいう本当のイケメンに含まれるのかもしれません。ただ“ダサかっこいい”という評判を手にした今、かっこいいと同時に面白さも求められるはず。すでに結婚していたなら身近な女性からモテる必要はないのかもしれませんが、一般大衆からモテる必要はあるといえます。そのためトーク力の見直しは、急務です。

 

歌謡界に吹き抜けた沖縄の風が、2発目にどうでるか。“いっさ”い妥協なしで、感じてみましょう!

 

(文・イラスト:おおしまりえ)

【関連画像】

関連カテゴリー: