梅雨の晴れ間となった6月中旬。平日の夕方4時過ぎ、東京・六本木のけやき坂通りを寄り添って歩く三浦友和(66)・百恵さん(59)夫妻の姿があった。
「この日は、2人で映画を鑑賞していたようです。友和さんが出演中の映画『羊と鋼の森』が今月8日に公開されたばかりなので、さっそくチェックしにきたのでしょう」(居合わせた買い物客)
結婚から38年の月日が経つが、月に1回以上デートに出かけるという夫婦のルールはいまでも健在なのだという。
「結婚当初から、どんなに仕事が忙しくても夫婦水入らずの時間を大事にしてきた2人。とくに最近は息子さんたちが独立したことを百恵さんが寂しがっていることもあって、2人で外出する頻度が高くなっているようです」(前出・知人)
また、この“月1回ルール”には友和から百恵さんへの恩返しの意味も――。
「実はこの12年間、百恵さんは友和さんのご両親の介護をしてきたんです。二世帯住宅で同居するお義父さんが90歳、お義母さんは91歳。仕事で忙しい友和さんにかわって、百恵さんが病院に付き添ったり、身の回りの世話をしたり……。そんな百恵さんに少しでもリフレッシュしてもらいたいと、友和さんは以前にも増して夫婦の時間を大事にするようになったといいます」(前出・知人)
この日、映画鑑賞を終えた2人は複合商業施設の案内マップの前で立ち止まり、何やら楽しげに会話を交わしていた。マップを指差しながら友和が「あれ、こんなのあったっけ?」と尋ねると「前からあったんじゃないかしら?」と百恵さん。
そして2人は少し早めの外食ディナーに向かうのだろうか。仲良く肩を並べて、夕日が沈む六本木の街に消えていった――。