ひっきりなしに歓声や悲鳴が店の外にも聞こえてくる新宿のスポーツバー。その2階で、共演者やスタッフたちといっしょに、サッカーW杯日本‐コロンビア戦を観戦していたのは俳優・内藤剛志(63)。
6月19日夜、連続ドラマ『警視庁・捜査一課長 season3』(テレビ朝日系)の打ち上げが行われ、このスポーツバーが2次会の会場となったのだ。テレビ局関係者は言う。
「視聴率も、ほぼ毎回12%を越え、かなり好調でした。内藤さんも、ほっとしたようで、とてもゴキゲンでしたね」
今回のシーズン3で話題になったのは、レギュラーメンバーに安達祐実(36)が加わったこと。
「最高視聴率37.2%を記録した人気ドラマ『家なき子』では、安達さんが主人公の少女・すずを、内藤さんが酒浸りのダメ父を演じました。その2人が連ドラで23年ぶりに共演するというということも話題の一つでした。当時の安達さんは『こんな人と1クール(3カ月)いっしょに仕事をするのは無理』と思ったこともあったそうですが、『警視庁・捜査一課長』の収録現場は和気あいあいとしていたそうです」(前出・テレビ局関係者)
だが残念ながら、この打ち上げに安達は欠席。
「ほかのドラマの収録があったそうです。よほど残念だったのか、『ヒロインなんだから、打ち上げに来てくれれば良かったのに』と不満をもらす出演者もいました。でも内藤さんは『彼女もいまや2児のママだからね。時間をやりくりして、女優の仕事と家庭を両立するのは大変なんだよ。応援してあげようよ』とフォローしていたのです」(ドラマ関係者)
実は内藤は昔から“時間は貴重”“時間を大切にすること”を、口癖にしている。
《死んだら休めますからね。生きる時間はあと何日あるか分からない》(日刊スポーツ’98年10月11日付)
《(時間を)無駄にしたくない。一秒一瞬たりともね》(『女性自身』’97年6月17日号)
そんな教えをずっと守り続け、女優業・ママ業に邁進する安達の姿を、“父”内藤は、誇らしく思ったのだろう。