中学3年生の歌手・RUANN(ルアン:15)が9月10日に「LOVE&HOPE」でメジャーデビューすることを、一部スポーツ紙が報じた。
記事によるとRUANNはマイケル・ジャクソンさん(享年50)やビヨンセ(36)らの影響を受け、幼少期からダンスと歌を始めたという。小学生のときからSNSを通じてパフォーマンスを発信し、それを見た「ONE OK ROCK」のボーカル・Taka(30)らが高く評価。かねてより、注目を集めていたという。
今年1月には自身作詞・作曲の「I AM STANDING」が、NHKアニメ「3月のライオン」のエンディング曲に起用。3月には初のCDとなる自主制作盤「SCRAMBLE 14」を発表。活動を本格化させる中で、「Mr.Children」らも所属する大手レコード会社・トイズファクトリーと契約することが決まった。
「まさに“SNS世代の申し子”ともいえる歌手です。昔はレコードやCDを発売して歌番組に出演して曲が売れるというパターンでしたが、今はSNSで発信した方が手っ取り早いし話題になりやすい。つまりRUANNはデビュー前から早くも人気歌手。メジャーデビュー後、爆発的な人気を獲得する可能性もありそうです」(芸能記者)
80年代は、10代の女性歌手が続々とデビューしていた。だがこのところは、すっかり激減してしまっている。いったいなぜなのか。大手レコード会社関係者はこう語る。
「現在、女性歌手といえばアイドルグループが全盛。そのため才能のある子たちはまずグループのオーディションに応募し、メンバー入りを目指します。またCDが売れないため、各レコード会社も発掘・育成・プロモーション費用がありません。そのため、ソロの10代女性歌手のデビューはハードルが高くなっているのです」
RUANNが成功すれば、歌手デビューを夢見る10代の少女たちが増えそうだ。