女優・山口紗弥加(38)が10月4日スタートの日本テレビ系ドラマ「ブラックスキャンダル」でデビュー24年にしてドラマ初主演を果たすと、一部スポーツ紙が報じた。
同ドラマで山口が演じるのは、芸能事務所のマネジャー“矢神亜梨沙”。かつては人気女優だったが、ニセの不倫報道をでっち上げられ、釈明会見でバッシングを浴びて引退した過去を持つ。そんな矢神は、整形手術をして芸能事務所のマネジャーに転身。敏腕ぶりで人望を集めながら、自分を陥れた人間に復讐(ふくしゅう)。屈辱的な謝罪会見に追い込んでいくという。
「14年ごろからドラマオファーが増え、15年には同クールの掛け持ちもあって計6本出演。コメディーからシリアスまでこなす確かな演技力が評価され、初主演に抜擢されたそうです。最近の作品では『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』の悪女役で強烈な印象を残しました」(テレビ局関係者)
14歳のときにドラマ「若者のすべて」(フジテレビ系)で女優デビューした山口。だが決して順風満帆だったわけではなく、一度は引退を考えたことを明かしていた。
「15年8月に堀越高校時代の同級生、ともさかりえ、水樹奈々とフジテレビ系のトーク番組『ボクらの時代』に出演。その際に22歳の終わりから23歳にかけて体調を崩し、週に1度は原因不明の40度の高熱が出ていたことを明かしていました。原因はバラエティーにも出演したなどから、自分の方向性や理想と現実のギャップに悩んだため。そして『最後の仕事』と決めて臨んだ、演出家・野田秀樹の舞台『オイル』(03年)に出演。そこで演技の楽しさに目覚め、引退を思いとどまっていたそうです」(芸能記者)
野田氏との出会いが大きな転機となったようだ。