「最後にここでコンサートを開いてから、ちょうど8年。お待たせしました。本当に待っててくれてありがとう!」
宇多田ヒカル(35)の12年ぶりとなる国内ツアー『LAUGHTER IN THE DARK TOUR 2018』が、11月6日の横浜アリーナ公演を皮切りにスタートした。10年に同会場で開催されたライブを最後に、“人間活動”を宣言し、活動を休止していた宇多田。宣言どおり14年にイタリア人男性と再婚し、15年には長男(3)を出産。だが、今年4月に離婚していたことが明らかになった。
復帰後初となる今回の公演には、高倍率の抽選を勝ち抜いた約1万2千人が集結。宇多田の生声に聞き惚れた。そんな“8年ぶりの熱唱”を送った先は、ツアーに同行している息子だった。
「会場にはお父さんの照實さん(70)や息子さんも来ていたようです。1階のセンター席を見下ろすアリーナ席上方に設置されたボックス席、いわゆる“VIP”席が用意されていましたから。息子さんにとってはママの初ライブですから、宇多田さんも観てもらいたかったのでしょう」(ライブ関係者)
実は、今年6月に発売されたアルバム『初恋』にも、息子が参加しているのだ。
「『パクチーの唄』のイントロに『コリアンダー』とシャウトする部分があるのですが、そこに息子さんの声が入っています。レコーディングについてきた息子さんが、まだ簡単な単語しか話せない年齢なのに、周囲を真似て『コリアンダー』とつぶやいたそう。宇多田さんはもう1回言わせようとあの手この手で何度も試した結果、収録に成功したといいます」(音楽関係者)
母譲りの才能はすでに開花しているようで――。
「宇多田さんはよく歌い聞かせをしていて、息子さんもそんなお母さんの歌が大好き。誕生日におもちゃのキーボードをプレゼントしたら、息子さんは弾き語りみたいな動きをしたり踊ったりして大喜びだったといいます」(宇多田の知人)
いつか愛息とステージに立つ日が来るかもしれない。