東幹久(49)の「セクハラ防止啓発ポスター」が大きな話題を呼んでいる。
内閣府が11月12日~25日の「女性に対する暴力をなくす運動」期間に合わせて制作。ポスターでは、東が女性に「今日の服かわいいね。俺、好みだな。」などと話しかけている。
中央には「これもセクハラ?」の大きな文字と、困った表情をする東の写真。《男性の被害意識しか伝わってこない》《深刻さがまったく伝わりません》とTwitter上では不評だ。内閣府の担当者は本誌の取材に対し、ポスター制作の意図について次のように回答した。
「今回はセクハラ防止をテーマにし、服装や容姿などプライベートについての何気ない言動が相手を不快にすると気づいていただけるように制作しました」
その意図とは裏腹に、ポスターには批判が集まってしまった。ただ起用された東については《東幹久は悪くないよ》《内閣府の問題であって、東さん関係無くない?》と同情するツイートも相次いだ。なぜ、東が起用されたのだろうか?
「ターゲット層として、セクハラが起こりやすい、社会的立場や関係性が上の立場にある男性に伝えるにはどのような方の起用が効果的か、代理店の方とも相談して決定しました」(内閣府の担当者)
テレビ局関係者も、オファーを受けた東についてこう評価する。
「東さんはドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)で痴漢の役を演じたこともあります。またトーク番組で平山あやさん(34)に『会うたびに“チューするの?”みたいな話をする』『本当に私は嫌でした』と不満をぶつけられたことも。その東さんがあえて啓発ポスターに登場し、悪い見本を演じているわけです。勇気ある決断だと思います」
内閣府の担当者は「セクハラ被害者の支援に携わる有識者などに監修していただいた」と回答しているが、なぜ批判の声が上がってしまったのだろうか。
「東さんが同世代の中年男性に呼びかければ、話題性も説得力もあるはずなのですが……。ただ痴漢冤罪問題でもそうですが、男性視点で語ると『男性の保身』が主眼になりがち。『相手を傷つけないため』という第一の目的がしっかり伝わるよう、注意と工夫が必要だったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)
Twitterなどにおけるさまざまな意見について、内閣府の担当者は「今後の参考にさせていただきたい」と話している。