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「改めて自分自身と向き合ったときにレスリングはもうすべてやり尽くしたという思いが強く、引退する決断をしました」

 

1月10日、凛とした表情でこう語る女性。現役引退を表明した元レスリング女子選手・吉田沙保里(36)だ。五輪3連覇を達成するなど“霊長類最強女子”として、頂点に君臨してきた吉田。突然の引退宣言は日本中を驚かせた。

 

会見では、100社以上も集まった記者の質問にも笑顔で答え続けた吉田。決断の陰には、会見で語らなかった思いがあったという。

 

「吉田さんは現役時代から『いつかは結婚して子供を産みたい!』と度々語っていました。さらに、インタビューでは『選手じゃなかったら保育士になりたかった』と語るほどの子供好きなんです。これからは『選手ではなく1人の女性として生きたい!』という思いがあったのでしょう」(スポーツ紙記者)

 

実際に、会見でも「女性としての幸せは絶対に掴みたいと思っています」と宣言していた吉田。そんな吉田が背中を追い続けてきた人物。それは、元サッカー女子日本代表・元主将の澤穂希(40)だった。

 

「澤さんと吉田さんは04年のアテネ五輪以来、大の仲良し。最近ではCMでママ友役として共演もしていました。4歳上の澤さんはお姉ちゃん的な存在。吉田さんはよく彼女に恋愛相談をしていたそうです。澤さんが16年に結婚したときも、自分のことのように喜んでいたといいます」(前出・スポーツ紙記者)

 

さらに17年に女児を出産した澤の存在は、吉田の考えに大きな影響を与えた。

 

「吉田さんはインタビューで『澤さんの結婚は羨ましかったです』と語るほど、強い憧れを抱いていました。一足先にママになった澤さんは、現役時代からピルを飲んで月経をコントロールするなどして妊娠の準備をしていたんです。そんな彼女の姿を見ていた吉田さんには『私も澤さんが出産した38歳までには子供を産みたい……』という焦りもどこかにあったのだと思います。また、CMの撮影現場では子育てについて澤さんに質問していたそうです」(レスリング協会関係者)

 

気になるのは今後。会見でも「とにかく笑って笑顔でいることが好きなので、キャスターというよりバラエティのほうが向いているのかなと自分では思っています」と語っていた吉田だが、次なる目標でも澤を見据えているという。

 

「タレントとして活躍する澤さんの姿を見て、最近では『金メダルよりママタレントとして活躍したい!』と周囲に語っているそうです。トーク力も抜群な彼女が結婚して出産したら、たちまち引っ張りだこになるでしょう」(テレビ局関係者)

 

日本中に勇気を与えてきた吉田。“霊長類最強のママ”として活躍する日も近い!?

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