「家売るオンナの逆襲」松田翔太はいつ本領を発揮するのか?

北川景子(32)主演の連続テレビドラマ『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)第2話が1月16日に放送され、平均視聴率は12.9%(ビデオリサーチ調べ)を記録。初回から0.02ポイントアップした。

 

伝説の天才的不動産屋・三軒家万智(北川景子)とその夫・屋代課長(仲村トオル・53)が、元職場であるテーコー不動産に戻ってきた。復帰早々爆売りモード全開の万智によって、事務所は久々の緊張感に包まれる。

 

気まぐれな高齢のひとり客・神子巴(泉ピン子・71)の家探しに翻弄される庭野(工藤阿須加・27)。残業で終電を逃したため、初めてネットカフェで一夜を過ごすことになる。

 

いっぽう寂しがる屋代の気持ちをよそに、連日ネットカフェで宿泊する万智。ネットカフェは、家を売るには格好の場所だからだ。そんなとき事務所を訪れた神子の鼻歌から、神子があるネットカフェの住民であることを知る。万智は「担当していた庭野に代わって自分が家を売る」と宣言。しかし神子は、美人で完璧な万智が気に食わない様子で煙たがる。

 

またもや終電を逃した庭野は前回と同じネットカフェに泊まることになるが、そこに万智が。そしてそのネットカフェは、神子が住まいとしているところでもあった。同じくネットカフェで営業している噂の切れ者不動産屋・留守堂(松田翔太・33)も連泊していて、全員が鉢合わせる。

 

家を持たないネットカフェ住人を哀れだという庭野に対して、留守堂は「価値観が多様化していて、ライフスタイルも様々だ。ここで住んでいる人々を哀れむのは間違っているよ」と説く。その考えに、預金はたくさんあるものの孤独死が怖くて一人暮らしできない神子は心を動かされる。

 

しかし留守堂の見解に否定的だった万智は、ネットカフェを自腹で購入。閉店して追い出し、神子に家を売ろうとする。万智は「ネットカフェ住人は頑張ることをから逃げている甘ったれな人間だ」と説く。これに対して神子は「違うね。今日頑張れなかった人間も明日は来ちゃうんだよ。人生続くんだ。だから人間は苦しいんだ。必死で頑張ったってできないやつはできないんだよ。世の中には吹き溜まりだって必要なんだよ」と反論する。

 

しかし、厳しくもある万智の真意は別にあった。神子に“吹き溜まりの殿堂という家”を作るため、神子にこのネットカフェの買い取りを提案したのだ。ネットカフェで暮らすことは全面的に否定すべきではない。自分の部屋や家に価値を見出さない人がいるということも事実だ。しかし万智は現実から逃げて甘んじていても未来はない。頑張れる日が来るまでの救いの場所を提供することによって、神子自身も生きる力になるのではないかと考えたのだろう。そして結局、万智は神子に家を売ることに成功した。

 

留守堂よりも一歩進んで考えることのできる万智の魅力は、今回も見事に描かれた。軽快なテンポで展開していくドラマの中に、生き方という重いテーマを盛り込むことができるのはさすがというべきだ。

 

いっぽう比較対象として登場する留守堂の立ち位置が気になるところ。万智にとって“宿命のライバル”なのか、それとも“心暖かき理解と友情”なのか……。ホームレスをしていた万智の過去を知っている留守堂は、いったい何者なのか。

 

次回は“LGBTの人たちが満足する家を紹介できるか”がテーマになるという。そして留守堂に心を寄せる足立聡(千葉雄大・29)の恋の行方は? 楽しみに待ちたい。

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