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小嶺麗奈(38)が田口淳之介(33)とともに5月22日、大麻取締法違反の容疑で逮捕された。各メディアによると、2人は調べに対して容疑を認めているという。また田口容疑者が大麻について「2人のもの」と説明しているいっぽう、小嶺容疑者は「自分1人のものだ」と話しているという。

 

Twitterでは“女優・小嶺麗奈”のファンから失望の声が上がっている。

 

《昔の彼女は可愛いを一切排除した完璧な美少女だった。ミステリアスでしっとりして10代で完璧な女優オーラで末恐ろしかった》
《「水の中の八月」や金八先生での演技を見て、将来大女優になるかもと思いました。容疑が本当なら残念です》
《良い女優さんだったのに、いつのまにか見かけなくなってこんなことになって残念》

 

小嶺容疑者は94年、篠山紀信氏(78)撮影の写真集「少女革命」のモデルとしてデビューした。当時中学1年生の13歳。12万部を売り上げた同作で小嶺容疑者はヌードも披露していた。

 

「篠山さんは当時『強い意志を持った女の子だ』『女優に向いている』と小嶺容疑者の存在感を絶賛していました。監督を務めた石井岳龍さん(62)も小嶺容疑者の写真に惹き込まれ、映画『水の中の8月』の主演に大抜擢していました」(映画関係者)

 

小嶺容疑者はその神秘的な雰囲気と確かな演技力で、95年「3年B組金八先生」(TBS系)や96年「イグアナの娘」(テレビ朝日系)などのドラマで次々と難役に挑戦。さらに4社とCM契約をするなど、着実に女優としてステップアップしていた。

 

「名だたる大物から評価され、金八先生で大ブレーク。16歳のときに高校を中退し、いっそう女優という仕事に没頭するようになりました。同時期に出演した石井監督の『ユメノ銀河』では浅野忠信さん(45)と恋に落ちる少女の役を演じましたが、役柄の難しさもあって『クランクアップの達成感がたまらない!』と話していました」(前出・映画関係者)

 

97年8月には野村佑香(35)や吉野紗香(37)とともに写真集「ao i sora 碧い空」を発売した。当時はチャイドルブームが隆盛を極めており、リリースを記念したサイン会には2,000人が殺到。さらにパニックを想定していた開催側が、それぞれに1億円の保険金をかけたと明かしたことでも大きな話題を呼んだ。前途洋々たる女優人生だった。

 

「以降もドラマや映画で活躍していましたが、デビューして10年ほど過ぎたころから転機が。『演技に疲れた』と話すようになっていったのです。誰かを演じるのではなく、素の自分でいたいと考えるようになったそうです。デビュー当時は直感で演技していましたが、女優としてのキャリアを積むにつれてそれが許されなくなったとも悩んでいました。その後に事務所を退所し、07年には田口容疑者との交際が発覚。近年は田口容疑者のマネージャーやプロデューサーとして彼を支えていました。女優としての情熱を失ってしまったのかもしれません」(小嶺容疑者の知人)

 

デビューして25年。紆余曲折を経ての逮捕となった。

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