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大麻取締法違反(所持)の罪で起訴されていた元KAT-TUNのメンバーで歌手の田口淳之介被告(33)と同容疑でともに起訴されていた恋人の小嶺麗奈被告(38)の初公判が11日、東京地裁で行われた。注目の公判とあって、裁判が行われた東京地裁近くの日比谷公園は一般傍聴券を求めた人で溢れる事態に。24席の定員に対し1265人が並び、倍率は52.7倍となっていた。

 

異例の2人揃っての開催となった今回の公判。公判冒頭で裁判官による起訴内容の認否を問われると2人は「間違いありません」と起訴内容を認めた。続けて弁護人による被告人質問が始まると、小嶺の口から予期せぬ言葉が飛び出したのだ。

 

「これまで薬物で逮捕されたカップルは、その後別れて薬物との縁を断ち切れたケースが多かったです。しかし小嶺被告は今後の交際について問われると『続けていきたい』と答え、『交際を続けるなら結婚したいと思っています』とまで明かしていました。さらに田口被告も『僕も彼女と一緒で、続けていきたいと思っています』と語り、法廷には微妙な空気が流れていました」(傍聴した記者)

 

傍聴席を慄然とさせた小嶺の“公開プロポーズ”。さらに大麻の使用開始時期や動機について問われた小嶺は、驚愕の答弁を始めるのだった。

 

「06年から田口被告との交際をスタートさせた小嶺は、関係がマスコミに報じられると田口のファンから『消えろ』『死ね』といった罵詈雑言を浴びせられていたことを明かしていました。ファンからの嫌がらせや仕事のストレスから心を病んだ彼女は、うつ病や摂食障害と医師から診断を受けたとも語っていました。そうしたストレスから逃れるために09年頃から大麻を使用し『実際に使用して自分が抱えていた怒りや不安が解消されました』と答え、記者たちからは『ファンのせいにしているだけでは……』といった声も上がっていました」(前出・傍聴した記者)

 

一連の小嶺と田口の発言に対し、ネット上では厳しい言葉が寄せられている。《まるで田口さんのファンのせいで大麻に手を出したかのような発言》、《田口も小嶺のせいで自分がおかしくなったことを自覚してないのかね》《田口、小嶺との交際も芸能活動も続けていきたいって…小嶺もプロポーズ断ったのに結婚したい? 断った理由はファンに遠慮? いまさら? 大麻もファンとマスコミのせいって何もかも吐き気する。気持ち悪い。》

 

即日結審し検察側は2人に対して懲役6月を求刑。判決は今月30日に言い渡される。2人の正念場は、判決後も続きそうだ――。

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