9月23日、映画「台風家族」の上映が延長されると公式サイトで発表された。同日に行われた市井昌秀監督(43)と「凪待ち」の白石和彌監督(44)によるコラボ舞台挨拶で、市井監督が発表したという。この発表にネットでは歓喜の声が続々と上がった。
《お知らせありがとうございます! もう観れないと思ったので、とても嬉しいです!!》
《おめでとうございます監督、キャスト、スタッフの皆様、そしてファンの想いが届いて嬉しいです》
そんななか、市井監督は同日にTwitterを更新。こう感謝の気持ちをつづった。
《いつも『台風家族』のことを気にかけてくれていた、『凪待ち』の白石和彌監督とコラボ舞台挨拶を行いました。 そこで『台風家族』の続映決定を発表。館数は減りますが、新たに上映してくれる劇場もあります。 応援してくれた方々のおかげです。 ありがとうございます》
本作は、市井監督が12年間温めた作品を映画化させたオリジナル作品。主演の草なぎ剛(45)にとっては、2年前に「新しい地図」を始動させて以来の初主演作だ。
もともと、本作は今年6月に公開予定だった。だが、出演者の新井浩文被告(40)が逮捕・起訴されたことを理由に延期。本編の再編集などは行わずに、9月6日から26日まで3週間限定で公開に踏み切った。
各メディアによると公開初日の舞台挨拶で市井監督と草なぎは、本作が無事に公開できたことを深く感謝。作品の感想については「生の声」が一番強いと強調し、同作を身近な人やSNSでも広めてもらうよう呼びかけたという。
そんな市井監督や草なぎら出演者は、30回以上にわたる舞台挨拶を全国各地で決行。草なぎは、YouTube「ユーチューバー 草彅チャンネル」で共演のMEGUMI(37)ともコラボ出演。本作の口コミ紹介や撮影エピソードを披露した。それに並行して、TwitterなどのSNSも活用してPRに尽力している。
「新しい地図」の香取慎吾(42)も18日に本作を鑑賞したとインスタグラムで報告。《自分の事以上に僕の好きな俳優草彅剛が映画館のスクリーンに映っている事に沢山の感謝を思った》とつづり、フォロワーに来場を呼びかけた。
“台風の目”とも言える監督や出演者らの懸命な努力。その情熱が多くの人へ伝わり、上映延長へとつながったようだ。