和田誠さんが逝去 妻・平野レミ語っていた“食べ上手”な素顔

10月11日、イラストレーターの和田誠さんが7日に肺炎で亡くなったと各メディアが報じた。83歳だった。故・星新一氏や村上春樹氏といった作家の装丁だけでなく、映画監督やエッセイストなど多岐にわたって活躍した和田さんの死を悼む声がSNSからは続々とあがっていた。

 

《和田誠さん、ご冥福をお祈りいたします。 児童書や星新一さんのショートショートの挿絵など、たくさんの本で拝見しました。 かがくのとも のこの本好きでした》
《和田誠さんの訃報。あの映画の生き字引、ひとりWikipediaというべき膨大な知識が失われてしまった。もちろん、あの味のあるイラストも。残念だ。ご冥福を祈ります》
《映画の『麻雀放浪記』以前にも、和田誠さんにはいろいろと楽しませてもらったな。ありがとうございました》

 

また、和田さんの妻は料理愛好家として人気を集める平野レミさん(72)。レミさんは、11日に所属事務所を通じてこうコメントを発表した。

 

「1年ほど前から体調を崩し自宅で療養していました。7月より都内の病院に入院していましたが、最後は家族みんなに見守られながら、安らかにお別れをしました。肺炎を患ってからはご飯を食べられなかったので、和田さんが好きなご飯をたくさん作って、安らかな顔の横に置いてあげました。最後の料理を作っている時はすごく幸せで、『私にとっての一番の幸せは、和田さんにご飯を作ることだったんだ』とあらためて気付きました。47年間、私の料理を美味しい美味しいって食べてくれて、本当にありがとう。安らかにね」

 

72年に和田さんと結婚したレミさん。実は2人を繋いだのは、久米宏(75)だという。16年4月に本誌でそのいきさつについて、レミさんはこう語っていた。

 

「久米さんと和田さんが仲よしだったのよ。それで、和田さんがラジオを聴いてて、私をいいなと思ったんだって。そんな浮っついた男じゃなくて、マジメなマジメ人なんだけど、『この人を逃したら一生独身だな』と思うくらいに、いいなと思ったみたいで、久米さんに『平野レミを紹介してよ』って」

 

また、家庭での和田さんは“食べ上手”だったという。レミさんはその食べっぷりをこう絶賛していた。

 

「『おいしいね』って言ってくれて、『ちょっとコクがたりないかな』とか言い方がうまかった。すると、次はこうしてみようかなって思うでしょ。和田さんが私を持ち上げるのがうまいから、上手になっていったのかもしれない」

 

「幸せは、キッチンから」と掲げるレミさんを支えていたのは、和田さんの愛だった――。

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