高畑充希(27)主演ドラマ『同期のサクラ』(日本テレビ系)の第2話が10月16日に放送された。17年に高畑主演で話題を呼んだ『過保護のカホコ』の脚本家・遊川和彦氏やスタッフが再集結。どこまでもまっすぐな性格のサクラ(高畑)と4人の同期たちとの10年間を描くドラマだ。
2010年、社会人2年目。大手ゼネコン・花村建設の人事部として働くサクラは、すみれ(相武紗季)とともに残業削減のお願いで各部署を回ることに。しかし、同期の菊夫(竜星涼)がいる営業部の部長・桑原(丸山智己)からにべもなく断られてしまう。そして、傍若無人にふるまう桑原の無茶ぶりによって菊夫は次第に追い込まれていき……というのが第2話のあらすじ。
部下には横暴だが、クライアントにはいい顔をする桑原は「(工事現場の)納期を1カ月早めるまで会社に戻ってくるな!」と菊夫に命令する。さらに、夜中に菊夫を呼びつけ無理やり接待に参加させるなどパワハラの限りを尽くす。しかし、桑原が大学の応援団の先輩ということもあって菊夫は抵抗することができない。
見かねたサクラが「これ以上過酷な残業を強要して菊夫くんが過労死でもしたら上司として管理責任を問われることになると思いますが、その覚悟はおありなんでしょうか?」と、桑原を追及するも聞く耳をもたない。
その結果、心身ともに追い詰められた菊夫はついに倒れてしまう。いつも明るかった菊夫は病院でサクラに「自分がなんのために働いているのかわからなくなってしまった」「仲間と一緒に働きながら、頑張っている人を応援したいだけなのに」と涙ながらに訴える。こうなるまで部下を追い込む“体育会系”上司に、自身の経験もあってか怒りの声を爆発させる人が相次いだ。
《体育会系先輩で上司の無理矢理接待、見るだけで気分悪くなる》
《体育会系の口だけ残業減らす! みたいなのがうちと同じでちょーイライラするんだけど、桑原みたいな発想するやつが癌なんだよ。むしろあいつは正直で分かりやすいが部下には決してなりたくない》
《絶対に竜星涼みたいな寝る時間もなく体育会系の上司のもとで働かせられてる営業部の新人くん沢山いると思うんだ……そういう人にこそ今日のこのドラマ見てほしいって思うけど、きっとそんな人は残業や接待でドラマを見る時間もないんだろうな、、届いて欲しい人に届かなくて悲しい》
菊夫に「大人になるとは自分の弱さを認めることだ」と祖父からもらった言葉を伝えたサクラ。そして菊夫がいちばん今しなければならないのは仲間ではなく、自分を応援することだと。胸に響いた人も多かったのではないだろうか――。