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「12年前、同じく日曜劇場のドラマ『華麗なる一族』で共演した2人ですが、敵対する役柄だったため撮影中は意識してほとんど会話をしなかったそうです。そのため今回、木村さんと鈴木さんの再共演には当初、現場に緊張感が漂っていました」(TBS関係者)

 

主演ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)が始まった木村拓哉(46)。令和初の連ドラ主演は自身初のシェフ役で、鈴木京香(51)扮する女性シェフと二人三脚で“三つ星”を目指すストーリーだ。

 

「8月のフランスロケでは木村さんは当初、フランス語のセリフに苦戦していましたが、ロケ後半には、アドリブや冗談も飛び出すほどフランス語が上達し、周囲を驚かせていました」(制作関係者)

 

かつて共演した話題作『華麗なる一族』では、木村演じる主人公が憎む“父の愛人”役を熱演したのが鈴木だった。

 

「当時、鈴木さんはどんな表情や言い回しをすれば主人公を怒らせることができるのか毎回考えて演技していたそうです。本番ではお互い感情がむき出しになる一幕も。現場は常に張りつめていました。撮影後、木村さんが『本当に殴りかかりそうになる……』と漏らすほどでした」(前出・TBS関係者)

 

実際、木村はラジオ番組でも《『華麗なる一族』でのお互いの立ち位置は非常に近寄りがたく、現場で明るく『おはようございます!』と挨拶しづらい役柄だった》と明かしている。今作の現場には当時を知るスタッフもいたため、12年前の緊迫場面が再び思い出されたというのだ。

 

「今回は敵対関係とは真逆の“同じ夢を追う同士”ということで、木村さんは顔合わせのとき『今回はゆっくり話せますね』と自ら鈴木さんに歩み寄ったそうです。鈴木さんも『今回は、近寄りがたい感じじゃなくてよかった~』とお互い笑い合っていましたね。そんな2人の様子を見て現場も安堵して一気に和やかになりました。フランスロケでは2人はスタッフらと夕食をともにし、12年前の思い出話や今作の演技プランを出し合ったりしたそうです。空き時間には2人とも“愛犬家”という同じ趣味から、ワンちゃん談議に花を咲かせているようです」(前出・制作関係者)

 

さらに、2人はドラマで料理監修を担う都内の三つ星レストランをお忍び訪問したそう。

 

「木村さんが音頭を取って鈴木さん、共演の沢村一樹さん、及川光博さんの4人で訪れたといいます。木村さんは鈴木さんを今や“きよか姉さん”と呼んで慕っています。夏の野外ロケで蚊が多かったときは『きよか姉さんのために虫よけスプレーを!』とスタッフにお願いしたりと、座長として、京香さんに対して常に気遣いをしています」(現場スタッフ)

 

木村と鈴木の12年越しの“氷解”で、ドラマのチームワークも“三つ星”のようだ。

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