「今年だけで映画は4本、そのうち漫画原作の作品が3本ですからね。もはや漫画原作の実写化には欠かせない存在です。興収も『十二人の死にたい子どもたち』が15億円、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』が20億円、『キングダム』に至っては55億円を突破。いずれも大ヒットしていますから驚きです」(映画関係者)
12月6日公開の映画『午前0時、キスしに来てよ』で、ヒロインとして出演中の橋本環奈(20)。W主演の相手がGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太(25)ということもあって、こちらも大ヒットが期待されている。
「メディアで見ない日はないというくらい活躍していますが、ほとんど休みがない状態。『ぐるぐるナインティナイン』(日テレ系)の『グルメチキンレース ゴチになります!19』に出演していましたが、本当に忙しさのピークだったみたいで。当時は隔週月曜日に収録していたのを、橋本さんのスケジュールを最優先して曜日変更したこともあったそうです」(テレビ局関係者)
そこまで多忙になった原因のひとつに、女優としてブレイクしたことが挙げられるという。
「やはり福田雄一監督(51)が映画『銀魂』で彼女をコメディエンヌとして抜擢したことでしょう。あの役で確実に演技の幅は広がりましたし、清純派一本槍で行く必要がなくなりましたからね。それまでは映画やドラマでも美形のヒロインといった役柄が多かったですが、『今日から俺は』(日テレ系)のように80年代のスケバン役まで演じるようになりました」(ドラマ関係者)
ただこれだけ数多くのヒット作品に出演している橋本だが、不思議なことに連続ドラマの主演の経験は一度もない。
「各局とも、彼女がデビューして間もないころに主演を務めた映画『セーラー服と機関銃』の不振を気にしているようです。ただ、彼女がヒロインや脇役で出演した作品はほとんどがヒットしていますからね。確実に、数字を持っている女優といえるでしょう」(広告代理店関係者)
となると、次のステップは主演女優への道となるのだがーー。
「NHK朝ドラで主演経験のある広瀬すずさん(21)や葵わかなさん(21)、来年後期の主演に決まった杉咲花さん(22)がライバルといえるかもしれません。ただ彼女たちは、橋本さんのようなコメディエンヌとは別の路線です。橋本さんは面白ければチョイ役でも出るという姿勢ですから、来年も敵なしの“橋本無双”は続くのではないでしょうか」(芸能関係者)