「貴城さんは弁護士と相談して、“夫が悪いのは当たり前。でも私が人生に大きな打撃を受けたように彼女も同じ試練を受けるべき”と杏樹さんに慰謝料請求することも考えているそうです」(スポーツ紙記者)
劇団新派の俳優・喜多村緑郎(51)との不倫を『週刊文春』に報じられた鈴木杏樹(50)。
それから約1カ月、喜多村の妻で、元宝塚のトップスター・貴城けい(45)が3月3日の『文春デジタル』では、杏樹への怒りを“慰謝料請求”という形であらわにしたと伝えられている。
喜多村と貴城の離婚は秒読みとされるなか、本誌は喜多村夫妻と親しい関係者に匿名を条件に独自に接触。2人の今の夫婦関係、そして杏樹との顛末を聞いた。
「まず、2人の不倫関係が発覚してから、喜多村さんは一切、杏樹さんに連絡をとっていません。杏樹さんはひどくショックを受け、自分の仕事上のデメリットも考え別れることを決めたそうです」
喜多村当人は2月末まで東京・新橋演舞場の舞台『八つ墓村』に出演していた。だが、裏ではひどく落ち込んでいたという。
「稽古の合間を縫って関係各位に頭を下げて回った。5日間ほとんど眠れずに幕を開けたそうです。“これまでの生涯でいちばんつらい出来事だ”と肩を落としていました。多くの人に迷惑をかけたことを心から悔いていましたね」
自業自得とはいえ「舞台に立っているときだけ現実から逃れられた」という。貴城と喜多村の夫婦関係は今、どうなっているのか。『週刊文春』には「私の人生を返して」と恨み節を語った貴城だが……。
「緑郎さんが何度も貴城さんに連絡してもいまだに返事はないそうです。あまりにも連絡がこないので、泣きながら電話をかけたこともあったようです」(前出・夫妻と親しい関係者)
不倫報道後、貴城は心労のため入院したという。ただ、連日、謝罪の意を訴え続けたためだろうか。喜多村の気持ちは少しずつではあるが、貴城にも伝わっているという。
「彼女の心身は少しずつではありますが、回復してきています。外出できるまで元気になっているようです。ある日、緑郎さんが自宅に帰ったらバレンタインのプレゼントが置いてあったそうです。彼女はチョコレートが食べられない緑郎さんのため、毎年イワシやサバの缶詰を贈っていたとか。今年も、渡しそびれたプレゼントが置いてあったそうです。先日も家に帰ってみると、汚れ物が洗濯してあって、畳んで置いてあった。部屋も掃除されていたそうです。自分の洋服などを取りに戻ったようなのですが、本当に愛情がなかったら、そんなことはしないでしょう」(前出・夫妻と親しい関係者)
断絶の時期から、夫を“赦した”とはいえ、夫婦はまだ不倫報道後一度も会ってはいないという。
「貴城さんは、夫婦の今後の話し合いは自分の体調が回復して、かつ夫の仕事が一段落してからと考えているようです。あえて連絡を取らないでいるのは、緑郎さんにお灸をすえたいからでしょう。もう少したったら連絡をとるつもりのようです」
“まさかの離婚回避”だが、2人の本心はどうなのか。3月上旬、東京都内の自宅マンションから出てきた喜多村を直撃した。
――貴城さんと関係修復が進んでいるという話がありますが?
喜多村は黙ったまま、深く一礼して去っていった。その表情は少しほほ笑んでいるようにも映った。
「心ない報道がなされるのも、“自分の不徳のいたす限り”と本人は反省しきりです。土下座をしてでも奥さんと話し合い、今後をきちんと決める。そのうえで杏樹さんにもきちんと謝罪する。ファンには“精進して芸で返していく”と神妙な顔で話していました」(前出・夫妻と親しい関係者)
夫婦の最終結論まで、まだ時間はかかりそうだ――。
「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載