19年当時、NY公演を現地で鑑賞した日本人客からはこんな絶賛の声が上がっていた。
《ネイティブの演者さんに囲まれながらも、迫力ある演技に圧倒されました》
《並大抵の努力ではここまでできなかったんだろうと思う。見られて良かった》
《最後は、観客スタンディングオベーション》
熱のあるステージに立ち、全身で演技に打ち込む。そして最後は観客が総立ちとなり、拍手を送る――。そこには、ドラマにはない生の息遣いがあったのだ。
独立後に開設した自身のインスタグラムにも、米倉は『CHICAGO』の写真をアップ。そして、こんな文章を投稿している。
《大好きなCHICAGOのブロードウェイ挑戦はいつも私の夢です。家族、沢山の友達、スタッフ、メンバーの支えがあって成し遂げられた感動は一生忘れません》
今年3月でオスカープロモーションを退社した際、米倉は「これから、自分らしく頑張っていきます」とコメントしていた。
失敗しない道ではなく、自分らしく生きる道を。そんな米倉の挑戦は、これからも観る人たちを惹きつけるに違いない。