久米宏とみのもんたは同じ1944年生まれ。1967年入社の同期組として久米はTBS、みのは文化放送に入社。共にそれぞれの局で人気アナウンサーとなり、フリーアナの道へと転身した。
久米は『ザ・ベストテン』(TBS系)や『ニュースステーション』(テレビ朝日系)などさまざまな長寿番組に司会者として携わってきた。またみのも『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)でお茶の間の顔となり、全盛期には週16本ものレギュラー番組を抱え06年12月には「1週間で最も多く生番組に出演する司会者」としてギネス記録にも認定された。
フリーアナウンサーの先駆け的存在であり、互いに違ったキャラクターでありながらテレビの世界で一時代を築いた久米とみの。そんな二人もすでに75歳となり、普通の会社員ならとうに退職年齢を迎えている。
“定年”という概念が存在しない芸能界。第一線で活躍してきた二人だからこそ、引き際の決断を自身で下す。ネット上でも、彼らの決断を惜しみながらも共感するコメントが多くあがっていた。
《久米宏にみのもんた…一時代を築いたフリーアナウンサーがいなくなっていく、、おおげさな言い方かもしれないが、一つの時代の終焉を感じてしまうのが寂しい…》
《久米さんが番組辞める時ってサバサバしてて気持ちいい。『ニュースステーション』の最終回でも、“自分へのご褒美”って言って番組中にビール一気飲みしていたの覚えてる 笑》
《久米さんにしてもみのさんにしても、プロ野球に例えるなら名球会クラスだもんね。だからこそ花道は自分で作らないといけないんだよな。やっぱり引き際って大切なのかも…》