「聖子さんの今年の40周年のコンサートツアーは、10万人弱の動員を予定していました。このチケットの払い戻しで、2億円程度の損失です」(別の音楽関係者)
押さえていたコンサート会場のキャンセル代も莫大だという。
「行政が運営している会場なら半額や全額の減免もありますが、さいたまスーパーアリーナや日本武道館などでは、直前のキャンセルだとほぼ100%のキャンセル料がかかります。これがざっと1億円。
さらに音響や照明、ヘアメーク、スタイリストなどへのスタッフの支払いもまったく払わないわけにはいかないので、半分程度は負担すると思います。スタッフへの経費もトータルで1億円くらいはかかってしまうでしょう」(前出・音楽関係者)
聖子は冒頭のオンライントークショーの中で、夏のツアーで販売予定だった40周年記念Tシャツを着て登場していた。
「コンサート会場では、いろいろな種類の40周年限定グッズの販売も予定していたと聞きます」(芸能リポーター・城下尊之さん)
だが、全国ツアー中止で、記念グッズの売り上げにも大きな影響が出るという。
「実は聖子さんは、8月11日に、オンラインショップを立ち上げたんです。1枚4千円の40周年記念Tシャツもそこで販売しています。ただ、一般的に、そうしたグッズはコンサート会場で販売したほうが桁違いに売り上げがいいんです。ファンの“熱気”が違いますから。
さらに、聖子さん、明菜さんクラスのディナーショーの売り上げは1シーズンで3千万円といわれています。これらすべてを合わせると、コロナ禍により、聖子さんの40周年イベントの損失は少なく見積もっても5億円に達すると思います」(前出・音楽関係者)
本当に年末のディナーショーは開催できないのか。昨年、開催したホテルに聞いてみた。