だが、高畑が役者の道を諦めることはないという。そこには“母の教え”があるようだ。
「お母様の淳子さん(65)は『裏方でもいいから』と、裕太さんの復帰に尽力してきたといいます。裕太さんが復帰した舞台は、淳子さんが『恥じないように』と自ら演技指導をしたそうです。舞台初日には、淳子さんも客席から見守っていました。
もともと裕太さんが俳優を目指したキッカケは、淳子さん主演の舞台に感動したこと。母親の背中を見て育った裕太さんは、高校卒業後に淳子さんの母校で演劇を学びました。
淳子さんは『演じることは他者の気持ちを理解し、尊重すること。それは社会生活でも重要』と、裕太さんに語っていました。裕太さんは初心に帰って、“母の教え”を心がけようとしているのでしょう」(演劇関係者)