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俳優の伊勢谷友介容疑者(44)が9月8日、東京都目黒区内の自宅で大麻を所持していたとして大麻取締法違反の容疑で警視庁に逮捕された。同日、所属事務所は公式サイトでこうコメントを発表した。

 

《この様な事態が生じましたことは、誠に遺憾なことでございます》
《関係各所の皆様、ファンの皆様へ多大なる心配およびご迷惑をおかけしておりますことを、まずは深くお詫び申し上げます》

 

99年、是枝裕和監督(58)の「ワンダフルライフ」で映画初出演を果たした伊勢谷容疑者。日本アカデミー賞を2度も受賞し、大河ドラマにも出演するなど華々しい経歴を培ってきた。また今月5日に放送を終えたばかりの「未満警察 ミッドナイトランナー」(日本テレビ系)では警察学校の教官役を演じ、話題を呼んだばかりだった。

 

そんな伊勢谷容疑者の逮捕に対して、ネットでは《事務所は、なぜ、検査しないの???》《事務所の身体検査が甘かったのもあるんじゃないの》と疑問視する声が続々と上がっている。

 

逮捕によって、伊勢谷容疑者には5億円以上もの賠償金が発生するといわれている。またこれまで沢尻エリカ(34)やピエール瀧(53)といった有名俳優たちが続々と違法薬物で捕まるたび、そのリスクが莫大であると明らかになっている。

 

未然に防ぐために、なぜ芸能事務所は薬物検査をしないのだろうか――。そこには事務所と俳優の関係性が影響しているようだ。

 

「近年、事務所と俳優の関係は変わってきています。俳優の力がどんどん強まっており、些細なキッカケで独立するケースも出てきているのです。そうしたなかで事務所側が薬物検査をお願いすると、『信頼してないの?』と不信感を抱かれてしまうかもしれません。つまり、売れっ子俳優との信頼関係が壊れて『だったら独立する』と言われてしまうことを恐れているのです」(芸能プロダクション関係者)

 

では、薬物検査を芸能界に浸透させることは難しいのだろうか。

 

「検査を事務所の管轄下にするのではなく、“芸能界全体のルール”として適用するといいのかもしれません。例えば『撮影前に薬物検査をクリアした人だけ作品に出演できる』といった契約を徹底するなどです。すると事務所としても『業界のルールだから』と俳優たちに無理なく伝えることができるのですが……」(前出・芸能プロダクション関係者)

 

芸能界の“闇”の一面ともいわれる違法薬物。その繋がりを絶つことはできるだろうか。

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