今年5月23日放送の『マツコ会議』では次のように語っている。

 

《(仕事を)やらざるをえない環境を作ってやっている部分があると思う》
《いつ切られてもおかしくないわよ。それは同じよ、みんな同じ》
《そんな私はね、千葉の山奥にでも土地を買ってね、加藤登紀子さんのような農園を作ってね。何もかも未練はなくなりました。私はもう、いつでも山ごもりをする準備はできております》

 

古くから付き合いのあるテレビ関係者は、そんなマツコの変化をこう語る。

 

「確かに以前のような元気はありませんね。よくも悪くも本番前の打ち合わせでは、スタッフを笑わせたり楽しませてくれるのがマツコさんでした。でも、いまではテンションが低いこともしばしばです。

 

いちばん深刻だったのは新型コロナの感染拡大で非常事態宣言が出され、タレントにも“ホームステイ”が徹底された4~5月でした。マツコさんもこのときは自宅から一歩も出なかったそうで、本気で芸能界からの引退も考えていたと聞いています」

 

しかし、この知人に言わせるとコロナ以前からマツコは自身の引き際を考えていたという。

 

「マツコさんはタレントになりたくてなったわけではないんです。もともと芸能界に未練もないなかコロナ禍となり、想定していた“引退する年齢”を60歳ごろから数年後へと繰り上げたようです」

 

マツコは、芸能界引退後はどのように過ごしていくつもりなのか。キーワードは、“保護猫”だという。

 

7月31日、放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』では、次のように語っていた。

 

「私もずーっと(猫の)動画とか見てるから頭でっかちになってきちゃってさ。完璧に育て方とかがわかるのよもう。だからもうシミュレーションすればするほどさ、(芸能界で生きる)私の生活に落ち度がありすぎてさ……飼えないんだよね」

 

そんな言葉からは猫への愛と、多忙なままでは猫を飼うことができないという葛藤がみられた。

 

また、昨年9月5日放送の『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)では、こう発言している。

 

「保護猫の里親を探したい。そうなったら、芸能界もう忙しくてやってられないの。(中略)市区町村から捨て猫とか預かって育てて、で、里親に出すっていう……ね」

 

自ら飼うだけでなく、捨て猫保護活動を行う夢があることを打ち明けていた。

 

50代は猫たちのために生きる、そんな希望を胸に秘め、マツコは芸能界での最後の“義理”を果たそうとしているのか――。

 

「女性自身」2020年10月13日号 掲載

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