「開始当初の視聴率は芳しくなかったのですが、マリコを演じることにのめりこんだ沢口さんは、監督に自ら質問や提案をするように。今では台本の間違いに『これでは殺害の証拠にならないのでは?』とマリコのように指摘することも。
また現場ではNGもめったに出さず、若手共演者には演技を褒めつつ助言してあげるので、みんな沢口さんのとりこになっています」(制作スタッフ)
沢口はかつて本誌のインタビューでこう語っている。
《今では「科捜研の女、イコール榊マリコ」が非常に多くの方たちに認知されていて、とてもうれしい作品です》(本誌’13年5月28日号)
スタートから21年を経てついに実現する宿願の映画化だが、その前には“ライバル”が。
「同じくテレ朝で20年続いている水谷豊さん(68)主演の『相棒』です。放送開始は『科捜研の女』が先ですが、先に映画化されたのは『相棒』でした」(前出・制作スタッフ)
沢口は“後輩”への闘志を燃やしているようだ。
「どちらもテレ朝の看板シリーズですから、スタッフ同士は“よきライバル”と認識しています。沢口さんも“『相棒』に負けない気持ちで映画を成功させたい”という思いでいるそうですよ」(前出・テレビ朝日関係者)
ライバルへの“負けじ魂”を胸に沢口はスクリーンに立つ――。
「女性自身」2020年10月20日号 掲載