今年9月、資生堂の「ベネフィーク(BENEFIQUE)」の新ミューズに選ばれたサクラ。そのHP上のインタビューで彼女はこう語っている。

 

《子育てが始まってからが特に大きく変化したように思います。子どもを見ていると今までの自分が正される機会が多くてたくさんのことを学びますね。視点が一八〇度変わったので、過去を振り返る機会も増えました。私はその度に今までの自分を恥じてしまうことが多いのですが、それも節目を越えてきたからこそ、と思うようにしています》

 

自らママとなって気づいた、母・和津の確固たる信念――。

 

2年前、サクラの夫・柄本佑(33)の母・角替和枝さんが、原発不明がんで64歳の若さで亡くなった。『まんぷく』への出演を後押ししたのは、義母も同じだった。

 

「角替さんは女優の同志として、『これをやらないなら一生仕事辞めな!』と発破をかけた。それが決定打となり、彼女は朝ドラ初の“主演ママ女優”になったんです。角替さんはがん発覚後も、家族全員に『私の病気のことでスケジュールを変えることは許さない!』と役者の仕事を優先させました。

 

サクラさんはその“遺言”をしっかりと守り、角替さんが亡くなった際も気丈に朝ドラの撮影に臨みました。逝去から約60時間後に対面を果たしたそうです」(NHK関係者)

 

義母の“最後の教え”を守り通したサクラ。実母の“驚きの遺言”もできる限り尊重することだろう。

 

「女性自身」2020年11月17日号 掲載

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