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《どんな未来が待っているのかはわかりませんが、1人でも多くの方の心に火を灯せるような、そんな存在にいつかなれるように前に進み続けていきたいと思います》

 

11月12日、自らのインスタで、24年間在籍したジャニーズ事務所を10月末で退所したと報告した山下智久(35)。

 

「山下さんは現在、製作費200億円というハリウッド映画の撮影のため、カナダに滞在しているそうです」(スポーツ紙記者)

 

ここにきて、山下が退所を決断した背景には何があったのか。

 

「今年8月、未成年モデルとの飲酒報道で活動自粛していた山下さんですが、昔から海外志向が強いことはよく知られていました。定期的に渡米して俳優やアーティストと親交を深めていました。この数年、山下さんはハリウッド作品出演に向け動いていました。彼の意思を尊重し、ジャニーズ事務所も昨秋、山下さんと交流のあるウィル・スミスさんの事務所との提携を例外的に許可したんです。

 

もともと海外での仕事が入っていたため、山下さんの自粛期間は11月末までの予定でした。しかし、今回の活動自粛中に待遇面の不満を事務所に吐露し、急転直下の退所となったそうです」(音楽関係者)

 

実は30歳ごろからひそかに退所のタイミングをうかがっていたというのは、レコード会社関係者だ。

 

「6年前、山下さんは一部で通行人とのトラブルが報じられ、それを機に“事務所との考え方に差がある”と感じたようです。同時期に山下さんは祖父から『自分の好きにすればいい』と言われ“自由に生きていく”決意をしたとか。今後は“皆のアイドル”ではなく“自らのために”海外で音楽や役者業に励みたいそうです」

 

海外進出の“お手本”はマイケル・ジャクソンだという。

 

「山下さんはジュニア時代、ジャニーさんからマイケルのビデオを見せられていたそうなんです。小学生だった山下さんは、唯一無二の彼の歌や踊りを食い入るように見ては『将来はマイケルみたいなスターに』と憧れていたといいます」(前出・音楽関係者)

 

山下は今年6月から公開された、スペイン&アイスランド収録の日欧共同制作ドラマ『THE HEAD』に出演。エンディングテーマも手掛けた。新たな挑戦について、雑誌の取材でこう語っている。

 

《『やっちゃいなよ』ってよく言っていたジャニーさんの思いも僕を後押ししてくれた気がします。変わり続けていくことが大事だってことを、僕はジャニーさんからのメッセージとして受け取っていたところもあるし、海外作品に携わるのは、自分の目標でもあったので。(略)『向こうに可能性がある』と思ったらそっちに進んでいきたいですね》(『日経エンタテインメント!』’20年9月号)

 

雌伏6年、“令和のマイケル”的な存在へ……。ジャニーさんの遺命を胸に、山下は大海原に出帆した。

 

「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載

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