「市川宗家として歌舞伎界を支える立場にある海老蔵さんとしては、自分がはっきり言うことで少しでも困窮にあえぐ若手を救いたいという思いもあるのでしょう。7月には片岡孝太郎さん(52)がブログで、名の知れた歌舞伎役者がUber Eatsの配達員としても働いていたことを明かしていました。そうした事情もあり、“役者側の苦境も考えて”と釘を刺したうえで“ギャラ減額”を受け入れたそうです」

 

さらに松竹への別の不満もあるのでは、と海老蔵の知人は言う。

 

「海老蔵さんは『来年こそ海外公演をやりたい!』と意気込んでいます。しかし、松竹はコロナ禍のこともあり、消極的なようです。父の團十郎さん(享年66)が04年に行ったパリ公演は大好評でしたが、結果として莫大な借金を背負うことになりましたから。海老蔵さんは“父子の夢”がなかなか実現できないことに悩んでもいました」

 

そんななか、先日、1月から東京で海老蔵の冠公演が行われることが発表されたが、これは“一時休戦”の証だという。

 

「1月の公演も客席は半分で行う予定だそうですが、海老蔵さんは出演を了承したそうです。襲名披露公演も控えてますから、いつまでも『ケンカしているわけにはいかない』と一歩引いたのでしょう」(前出・別の歌舞伎関係者)

 

海老蔵の“にらみ”がおさまる日はいったいいつ?

 

「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載

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