元サッカー日本代表でタレントの前園真聖(47)が、11月22放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)の収録に寝坊で遅刻した。収録が土曜日の夜であったにもかかわらず、遅刻理由はなんと“寝坊”。ダウンタウンの松本人志(57)ら出演者も呆れる事態となったが、ネット上では何故かあたたかいコメントが多数寄せられている。
番組冒頭、MCの東野幸治(53)が「悲しいお知らせなんですけど、前園さんが来ておりません」と報告。続けて「『ワイドナショー』は土曜日の夜収録しているんですけど、寝坊してます」と事情を説明した。まさかの夜の“寝坊”に、松本人志(57)も「こんなん絶対ギャラ払うなよ!」と苦笑い。他の出演者も首を傾げるしかない様子だった。
その後、収録途中にこっそりと姿を見せた前園。東野に改めて遅刻理由を問われた前園は「ちょっと、ぼーっとしていたら、ソファで目を閉じてました。びっくりしました……」と告白。それを聞いた松本は「全然、反省してる感じがないねん! なめてんのか~!」とジョーク交じりに非難。スタジオは大爆笑に包まれた。
47歳を迎えた前園の子供のような遅刻に、ネット上も“前園”がトレンド入りするほどの盛り上がりを見せた。特出すべきは、好意的なコメントが大半を占めているということだ。
《遅刻はありえないけど、前園さんだと笑っちゃう……》
《今日のワイドナショー前園さんがオイシイところ全部持っていったなー! 笑》
《「ぼーっとしてたら、目を閉じてました、、」って。そんな子供の言い訳をする前園さんをなぜかかわいいと思って見てしまう自分がいるww》
当時番組では、活動自粛中のお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(48)の『ガキ使』復帰報道や同じく不倫騒動で無期限の芸能活動自粛を発表した近藤真彦(56)のニュースを扱っていた。出演者の間で重苦しい雰囲気が漂っていたところに、ひょっこり現れた寝坊の前園。皮肉にも、抜群のタイミングでスタジオ内に明るい雰囲気をもたらしたのである。
「前園さん自身も2013年に飲酒でタクシー運転手とのトラブルを起こしました。当時は謝罪会見を開くも世間からの批判が収まらず、タレント活動の自粛を余儀なくされていました。しかしその後、2014年に『ワイドナショー』で本格復帰。松本さんからの愛のあるイジリが反響を呼び、“イジラレキャラ”として再ブレークしました。
世間に再び受け入れてもらうというのは、思った以上にハードルが高いもの。実現できたのは、前園さんの魅力があればこそでしょう。というのも彼は仕事を一度失ったこともあり、常に実直で前向きなんです。そうした姿勢を見ているからこそ、周囲も応援したくなるのだと思います」(芸能関係者)
ネットでも《そういえば前園さんも不祥事あったよね……。本人も反省したんだろうけど、松ちゃんの愛あるイジリに感謝だな。今日の遅刻だって笑いに変えてもらってる》との声が上がっている。
“持っている男”前園。その人気の秘訣は、普段の姿勢にあるようだーー。