ちなみに、依存症になりやすい性格的特徴を教えていただきました。すぐに比較する人や完璧主義者、“べき”論者だったり強い責任感を抱える人などは常に依存症になる可能性があるといいます。
それはつまり、真面目で周囲に合わせることを良しとする日本人なら誰でもかかるリスクがあるということです。
「依存症は本当に誰しもかかる可能性がありますし、自分でなんとかするのは困難です。軽いものほど対処しやすいですから、『早く気づけたらラッキー』と考えて専門機関に相談して欲しいです。
今ではインターネット上で依存症の傾向チェックシートなどがたくさん見られますし、弊社もフリーダイヤルやメール相談など窓口を設けています。深刻になると命に関わる病気だということを認識して欲しいですし、本人が問題に気づいていない場合は周りの方が介入して治療につなげて欲しいです。
アルコールや薬物への依存症の人のために、そのモノ自体を隠しがちです。またギャンブル依存なら、借金の肩代わりをしたりして助けてしまいがちです。でも、それでは逆効果になることもあります。
本当に助けるなら、専門機関に相談をしていくこと。そして依存症を知っていくことが、その人にとっても家族にとっても助けになっていきます」
【お話を聞いた方】
一般社団法人ワンネスグループ フラワーガーデン代表
オーバーヘイム容子さん
https://oneness-g.com/
無料相談ダイヤル
0120-111-351
月~金10時~17時
(取材・文:おおしまりえ)